関数 $f: \mathbb{R}^2 \to \mathbb{R}$ は $C^2$ 級関数であるとする。 $(a, b) \in \mathbb{R}^2$ と $h, k \in \mathbb{R}$ に対して、$t$ の関数 $F(t) = f(a + ht, b + kt)$ を定義する。$F''(t)$ を $\frac{\partial^2 f}{\partial x^2}$, $\frac{\partial^2 f}{\partial x \partial y}$, $\frac{\partial^2 f}{\partial y^2}$ などの偏微分を用いて表わせ。
2025/7/27
1. 問題の内容
関数 は 級関数であるとする。 と に対して、 の関数 を定義する。 を , , などの偏微分を用いて表わせ。
2. 解き方の手順
まず、 とおく。ここで、、 である。 を で微分するために、合成関数の微分法(連鎖律)を用いる。
ここで、 と は、、 における偏微分である。
次に、 をさらに で微分して を求める。
再び合成関数の微分法を用いると、
ここで、 であることを用いると、