(1) h が 0 でないとき、x が a から a+h まで変化するときの f(x) の平均変化率は、 hf(a+h)−f(a)=h2(a+h)2−2a2=h2(a2+2ah+h2)−2a2=h4ah+2h2=4a+2h したがって、アは 4a+2h です。 f′(a)=limh→0hf(a+h)−f(a)=limh→0(4a+2h)=4a (2)
(i) f′(x)=4x なので、点Pにおける接線の傾きは 4a。 したがって、接線の方程式は y−2a2=4a(x−a), つまり y=4ax−4a2+2a2=4ax−2a2。 よって、エは 4a、オは 2a2。 (ii) 接線と y 軸との交点は x=0 より y=−2a2。 したがって、点Qの座標は (0,−2a2)。 よって、カは 0、キは −2a2。 (iii) 点Qを通り接線に垂直な直線の傾きは −4a1。 したがって、直線の方程式は y−(−2a2)=−4a1(x−0), つまり y=−4a1x−2a2。 よって、ケは −4a1、コは −2a2。 (iv) 三角形APQの頂点の座標は A(0,−4a1), P(a,2a2), Q(0,−2a2) AP=2a2−(−2a2)=4a2 AQ=0−0=0 Sは三角形APQの面積である。
S=21⋅a⋅(2a2−(−2a2))=21⋅a⋅(4a2)=2a3 S=21×底辺×高さ 底辺をAQだとすると, AQ=∣−2a2+4a1∣=∣2a2−4a1∣ 高さをPから直線AQまでの距離とする。Pの座標は(a,2a^2)。直線AQはx=0だから高さをaとする。
よってS=21a∣2a2−4a1∣=∣a3−81∣ サシは解けません。
(v) T=∫0a(2x2−(4ax−2a2))dx=∫0a(2x2−4ax+2a2)dx=[32x3−2ax2+2a2x]0a=32a3−2a3+2a3=32a3 Tはx軸と曲線C及び直線lによって囲まれた図形の面積を表します。
(3)
S−T=2a3−32a3=34a3 S−T>0 となるような a の値の範囲は a>0。 dad(S−T)=dad(34a3)=4a2 a>0 で S−T は単調増加なので最大値は存在しません。