関数 $y = f(x) = \frac{x^4}{4} + \frac{x^3}{3} - x^2 + \frac{8}{3}$ について、以下の問いに答えます。 (1) 関数 $y = f(x)$ の増減表を作成します (凹凸・変曲点は調べなくてもよい)。 (2) 関数 $y = f(x)$ の極値を求めます。 (3) 関数 $y = f(x)$ のグラフの概形を描きます。
2025/7/27
1. 問題の内容
関数 について、以下の問いに答えます。
(1) 関数 の増減表を作成します (凹凸・変曲点は調べなくてもよい)。
(2) 関数 の極値を求めます。
(3) 関数 のグラフの概形を描きます。
2. 解き方の手順
(1) 増減表の作成
まず、 の導関数 を求めます。
次に、 となる の値を求めます。
より、
これらの値を基に増減表を作成します。凹凸は考慮しないため、 は計算しません。
| x | ... | -2 | ... | 0 | ... | 1 | ... |
| :----- | :---- | :---- | :---- | :---- | :---- | :---- | :---- |
| f'(x) | - | 0 | + | 0 | - | 0 | + |
| f(x) | ↓ | 極小 | ↑ | 極大 | ↓ | 極小 | ↑ |
(2) 極値の計算
のとき、
のとき、
のとき、
したがって、
極小値は (x=-2のとき) と (x=1のとき)
極大値は (x=0のとき)
(3) グラフの概形
極値と増減表を基にグラフの概形を描きます。 が大きくなると の項が支配的になるため、 で になります。
3. 最終的な答え
(1) 増減表: 上記の表を参照してください。
(2) 極値:
極小値: ,
極大値:
(3) グラフの概形:
x=-2で極小値0を取り、x=0で極大値8/3を取り、x=1で極小値9/4を取り、xが大きくなるにつれてyは無限に増加します。