三角形ABCの外側に、各辺を一辺とする正方形PQBA、RSCB、TUACを作る。AB=3, BC=4, CA=3であるとき、六角形PQRSTUの面積を求めよ。

幾何学幾何三角形正方形面積ピタゴラスの定理
2025/7/27

1. 問題の内容

三角形ABCの外側に、各辺を一辺とする正方形PQBA、RSCB、TUACを作る。AB=3, BC=4, CA=3であるとき、六角形PQRSTUの面積を求めよ。

2. 解き方の手順

六角形PQRSTUの面積は、三角形ABCの面積と、3つの正方形PQBA, RSCB, TUACの面積と、三角形PQA, 三角形RSC, 三角形TUAの面積の和として求められる。
まず、三角形ABCの面積を求める。三角形ABCはAB=AC=3, BC=4の二等辺三角形なので、頂点Aから辺BCに垂線を下ろすと、垂線の足はBCの中点となる。
この垂線の長さをhとすると、ピタゴラスの定理より、
h2+22=32h^2 + 2^2 = 3^2
h2+4=9h^2 + 4 = 9
h2=5h^2 = 5
h=5h = \sqrt{5}
したがって、三角形ABCの面積は、
12×4×5=25\frac{1}{2} \times 4 \times \sqrt{5} = 2\sqrt{5}
次に、3つの正方形の面積を求める。
正方形PQBAの面積は 32=93^2 = 9
正方形RSCBの面積は 42=164^2 = 16
正方形TUACの面積は 32=93^2 = 9
次に、三角形PQA, 三角形RSC, 三角形TUAの面積を求める。
これらの三角形は全て直角二等辺三角形である。
三角形PQAの面積は 12×3×3=92\frac{1}{2} \times 3 \times 3 = \frac{9}{2}
三角形RSCの面積は 12×4×4=8\frac{1}{2} \times 4 \times 4 = 8
三角形TUAの面積は 12×3×3=92\frac{1}{2} \times 3 \times 3 = \frac{9}{2}
したがって、六角形PQRSTUの面積は、
25+9+16+9+92+8+92=25+42+9+8=50+251+1+252\sqrt{5} + 9 + 16 + 9 + \frac{9}{2} + 8 + \frac{9}{2} = 2\sqrt{5} + 42 + 9 + 8 = 50+2\sqrt{5} -1 + 1 +2 \sqrt{5}
25+9+16+9+92+8+92=42+9+8+9=68+25+2(92)=68+9=77+25=51+182+25=51+9+252\sqrt{5} + 9 + 16 + 9 + \frac{9}{2} + 8 + \frac{9}{2} = 42 + 9 + 8 + 9 = 68 + 2 \sqrt{5} + 2(\frac{9}{2}) = 68+ 9 = 77+2 \sqrt{5}=51 + \frac{18}{2}+2\sqrt{5} =51 +9+2\sqrt{5}
50.472+182=50.472+9=59.47250.472 + \frac{18}{2}=50.472+9=59.472
254.4722 \sqrt{5} \approx 4.472
六角形PQRSTUの面積
=三角形ABC+正方形PQBA+正方形RSCB+正方形TUAC+三角形PQA+三角形RSC+三角形TUA= 三角形ABC + 正方形PQBA + 正方形RSCB + 正方形TUAC + 三角形PQA + 三角形RSC + 三角形TUA
=25+32+42+32+12×32+12×42+12×32= 2\sqrt{5} + 3^2 + 4^2 + 3^2 + \frac{1}{2} \times 3^2 + \frac{1}{2} \times 4^2 + \frac{1}{2} \times 3^2
=25+9+16+9+92+8+92= 2\sqrt{5} + 9 + 16 + 9 + \frac{9}{2} + 8 + \frac{9}{2}
=25+42+9+8= 2\sqrt{5} + 42 + 9 + 8
=25+51+8= 2\sqrt{5} + 51 +8
=51+9+8+25=51 + 9 + 8+ 2\sqrt{5}
=68+25=59.472=68+2 \sqrt{5}=59.472

3. 最終的な答え

51+2551+2\sqrt{5}
六角形PQRSTUの面積は 50+2550+2\sqrt{5}

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