一辺の長さが1の正八角形$ABCDEFGH$がある。直線$AD$と$BF$の交点を$I$とするとき、四角形$AIGH$の面積を求めよ。

幾何学正八角形面積図形台形
2025/7/27

1. 問題の内容

一辺の長さが1の正八角形ABCDEFGHABCDEFGHがある。直線ADADBFBFの交点をIIとするとき、四角形AIGHAIGHの面積を求めよ。

2. 解き方の手順

正八角形の一つの内角は (82)×1808=135\frac{(8-2) \times 180^\circ}{8} = 135^\circ である。
ABC=BCD=135\angle ABC = \angle BCD = 135^\circ である。
AB=BC=1AB=BC=1であるから、ABC\triangle ABCにおいてBAC=BCA=1801352=452=22.5\angle BAC = \angle BCA = \frac{180^\circ - 135^\circ}{2} = \frac{45^\circ}{2} = 22.5^\circ である。
ABF=135\angle ABF = 135^\circであるから、CBF=135ABC=13522.5=112.5\angle CBF = 135^\circ - \angle ABC = 135^\circ - 22.5^\circ = 112.5^\circ である。
BFA=BAF\angle BFA = \angle BAFである。
四角形AIGHAIGHの面積を求める。
正八角形なので、AH=GH=1AH=GH=1
AHG=135\angle AHG = 135^\circ である。
IAH=IGH\angle IAH = \angle IGH
AI=GIAI = GI である。
ADH=ADE=135\angle ADH = \angle ADE = 135^\circ
ADADBFBFの交点がIIである。
BAD=135\angle BAD = 135^\circ
正八角形を考えるとき、正方形から四隅の三角形を切り取った図形と考えることができる。
正八角形の一辺を1とすると、正方形の一辺は 1+2×12=1+21 + 2 \times \frac{1}{\sqrt{2}} = 1 + \sqrt{2} となる。
ABI\triangle ABIにおいて、BAI=ABI=180902=45\angle BAI = \angle ABI = \frac{180 - 90}{2} = 45^\circ.
AI=2AI = \sqrt{2} である。
四角形AIGHAIGHは台形であり、AH=1AH=1, GI=2GI = \sqrt{2}
HAG=45\angle HAG = 45^\circ, AGI=45\angle AGI = 45^\circ.
高さは 12=22\frac{1}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{2}}{2}.
よって、四角形AIGHAIGHの面積はAH+GI2×22=1+22×22=2+24=24+12=12+24\frac{AH+GI}{2} \times \frac{\sqrt{2}}{2} = \frac{1+\sqrt{2}}{2} \times \frac{\sqrt{2}}{2} = \frac{\sqrt{2}+2}{4} = \frac{\sqrt{2}}{4} + \frac{1}{2} = \frac{1}{2} + \frac{\sqrt{2}}{4}.
AH=1AH=1, GI=2GI=\sqrt{2}.
IAH=360135902=1352\angle IAH = \frac{360^\circ - 135^\circ - 90^\circ}{2} = \frac{135^\circ}{2}.
台形AIGHの面積は12(AH+GI)×高さ=1+22×12=2+24=12+24\frac{1}{2}(AH+GI) \times \text{高さ} = \frac{1+\sqrt{2}}{2} \times \frac{1}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{2}+2}{4} = \frac{1}{2} + \frac{\sqrt{2}}{4}.

3. 最終的な答え

12+24\frac{1}{2} + \frac{\sqrt{2}}{4}

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## 1. 問題の内容

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