関数 $y = -\sqrt{-x+6}$ ($a < x \le 6$)の値域が $-2 \le y \le 0$ となるような定数 $a$ の値を求める。

代数学関数平方根定義域値域不等式
2025/7/27

1. 問題の内容

関数 y=x+6y = -\sqrt{-x+6}a<x6a < x \le 6)の値域が 2y0-2 \le y \le 0 となるような定数 aa の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数の定義域を考慮します。根号の中身が0以上である必要があるため、x+60-x+6 \ge 0、つまり x6x \le 6 となります。
次に、xx の範囲 a<x6a < x \le 6 における yy の範囲が 2y0-2 \le y \le 0 となるように aa の値を決定します。
x=6x=6 のとき、y=6+6=0=0y = -\sqrt{-6+6} = -\sqrt{0} = 0 となり、yy の最大値が0であることがわかります。
y=2y = -2 となる xx の値を求めます。
2=x+6-2 = -\sqrt{-x+6}
2=x+62 = \sqrt{-x+6}
両辺を2乗すると、
4=x+64 = -x+6
x=64x = 6-4
x=2x = 2
したがって、y=2y=-2 のとき、x=2x=2 です。
問題文より a<x6a < x \le 6 と、x=2x=2のときy=2y=-2 であるので、定義域は a<x6a < x \le 6 より a<2a < 2となります。また、与えられた値域は 2y0-2 \le y \le 0 なので、x=2x=2 が定義域の最小値になります。
したがって、a<x6a < x \le 6 であることから、a=2a=2は除外されるのでa<2a<2です。
x=ax=aのとき、yy2-2に限りなく近づくはずなので、aaは2に限りなく近づくので、a=2a=2となります。
ここで、 y=x+6y = -\sqrt{-x+6} は減少関数であり、定義域a<x6a < x \le 6 に対して、2y0-2 \le y \le 0 となるには、xxaa に近づくほど yy2-2 に近づき、x=6x = 6 のとき y=0y = 0 となる必要があります。
したがって、x=2x=2に対応するy=2y=-2より、a=2a=2となります。

3. 最終的な答え

2

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