$a \ge 1$ のとき、$a^2 \ge 1$ が成り立つことを証明し、等号が成り立つ場合を調べよ。

代数学不等式証明因数分解等号条件
2025/7/27

1. 問題の内容

a1a \ge 1 のとき、a21a^2 \ge 1 が成り立つことを証明し、等号が成り立つ場合を調べよ。

2. 解き方の手順

不等式の証明なので、a210a^2 - 1 \ge 0 を示すことを目指します。
まず、a21a^2 - 1 を因数分解します。
a21=(a1)(a+1)a^2 - 1 = (a - 1)(a + 1)
次に、a1a \ge 1 という条件から、a10a - 1 \ge 0 かつ a+10a + 1 \ge 0 であることがわかります。
したがって、(a1)(a+1)0(a - 1)(a + 1) \ge 0 が成り立ちます。これは、a210a^2 - 1 \ge 0 を意味します。
よって、a21a^2 \ge 1 が証明されました。
等号が成り立つのは、(a1)(a+1)=0(a - 1)(a + 1) = 0 のときです。これは、a1=0a - 1 = 0 または a+1=0a + 1 = 0 のときを意味します。a1a \ge 1 という条件があるので、a1=0a - 1 = 0 の場合のみを考えます。したがって、a=1a = 1 のとき等号が成り立ちます。

3. 最終的な答え

a1a \ge 1 のとき、a21a^2 \ge 1 が成り立つ。等号が成り立つのは、a=1a = 1 のとき。

「代数学」の関連問題

クラメルの公式を用いて、以下の4つの連立方程式を解きます。 (1) $\begin{cases} x + 2y = -4 \\ -2x - y = 3 \end{cases}$ (2) $\begin...

連立方程式クラメルの公式行列式
2025/7/27

頂点が $(-1, 4)$ で、点 $(1, 16)$ を通る放物線を表す2次関数を求める問題です。

二次関数放物線頂点展開
2025/7/27

与えられた式を計算して簡単にします。式は次の通りです。 $\frac{\frac{x-2y}{3} - \frac{x-y}{4}}{\frac{y}{12} + \frac{5}{y}}$

式の計算分数式文字式
2025/7/27

問題2と問題3は、指数に関する計算問題です。それぞれ(1)から(8)までの小問があります。問題2は負の指数や分数の指数、0乗の計算が中心です。問題3は、指数の計算規則を用いた計算問題です。

指数指数法則負の指数分数の指数累乗
2025/7/27

与えられた行列 A と B の余因子行列と逆行列を求める問題です。 $A = \begin{pmatrix} 1 & 3 & 0 \\ 1 & 4 & -2 \\ 3 & 0 & 2 \end{pma...

行列余因子行列逆行列行列式
2025/7/27

(11) 放物線 $y = -x^2 - 6x + 8$ の頂点の座標を求める。 (12) 2次不等式 $x^2 + x - 12 \leq 0$ を解く。 (13) 円の弦AB, CDがあり、2直線...

二次関数二次不等式平方完成方べきの定理幾何
2025/7/27

右の図のような、2つの辺が$x$cmの二等辺三角形と、1辺が$y$cmの正方形を組み合わせた図形がある。この図形の周の長さが$l$cmのとき、$x$を$l$、$y$を使って表せ。

方程式図形文字式変形
2025/7/27

$\sum_{k=1}^{5} k(k+3)$ をシグマ記号を使わずに表し、計算の答えを求める。

シグマ数列公式計算
2025/7/27

2桁の自然数において、その数の一の位の数の4倍を足すと、その結果が5の倍数になることを説明する。

整数の性質代数的な表現倍数
2025/7/27

(1) 2桁の自然数について、その数の一の位の数の4倍を足すと、その結果が5の倍数になることを説明する。 (2) 与えられた図形の周の長さ $l$ を、正方形の一辺の長さ $y$ と二等辺三角形の二辺...

整数の性質文字式の計算図形の周の長さ一次方程式
2025/7/27