1. 問題の内容
上の関数 が極大値、極小値を取る点が存在するかどうかを判定します。
2. 解き方の手順
まず、偏微分を計算します。
極値を取る点は、 かつ を満たす点です。
したがって、次の連立方程式を解きます。
場合分けします。
(1) のとき、 となり、 または . よって、 が候補。
(2) のとき、 となり、 または . よって、 が候補。
(3) かつ のとき、
これを解くと
辺々引くと より .
より なので .
よって、 が候補。
次に、2階偏微分を計算します。
ヘッセ行列式 を計算します。
(1) のとき、 なので、極値ではない。
(2) のとき、 なので、極値ではない。
(3) のとき、 なので、極値ではない。
(4) のとき、
.
なので、 で極大値を取る。
3. 最終的な答え
関数 は、点 で極大値を取ります。