関数 $f(x,y) = x^4 + y^4 + x^2y^2 - 2x^2 - 2y^2$ が極大値または極小値をとる点が存在するかどうかを調べます。
2025/7/27
1. 問題の内容
関数 が極大値または極小値をとる点が存在するかどうかを調べます。
2. 解き方の手順
(1) 偏微分を計算する:
関数 の と に関する偏微分を求めます。
(2) 停留点を求める:
と を満たす点 を求めます。
のとき、
のとき、
かつ のとき、
と を連立して解くと、 (複合任意)
したがって、停留点は の9点です。
(3) ヘッセ行列を計算する:
2階偏微分を計算し、ヘッセ行列を作ります。
ヘッセ行列は
(4) ヘッセ行列式を計算する:
ヘッセ行列式 を計算します。
(5) 各停留点における極値判定を行う:
各停留点について、 の値と の値を調べ、極大値、極小値、または鞍点かどうかを判定します。
- : , なので、極大値をとる。
- : なので、鞍点。
- : なので、鞍点。
- : より
なので、極小値をとる。
3. 最終的な答え
関数 は、
- で極大値をとる。
- で極小値をとる。
- と で鞍点となる。