一辺の長さが4cmの正三角形ABCがある。まず、点Bが点Cに重なるように折り、次に点Aが点Cに重なるように折る。このとき、線分EFの長さを求めよ。

幾何学正三角形折り返し中点連結定理線分の長さ
2025/3/11

1. 問題の内容

一辺の長さが4cmの正三角形ABCがある。まず、点Bが点Cに重なるように折り、次に点Aが点Cに重なるように折る。このとき、線分EFの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

* 正三角形ABCの一辺の長さは4cmである。
* 最初に点Bが点Cに重なるように折るので、線分ADは中線となる。したがって、CD=12AC=12×4=2CD = \frac{1}{2}AC = \frac{1}{2} \times 4 = 2 cm。
* 次に点Aが点Cに重なるように折るので、線分EFは点Aと点Cの中点を通る線となる。点Aと点Cの中点を通るということは、AF=FCAF = FCとなる。
* 三角形EFAと三角形EFCを考えると、EFEFは共通、AF=FCAF=FC、そして折り返した図形であるからAE=ECAE=ECなので、二つの三角形は合同である。したがって、角AFE=角CFEである。
* 同様に考えると角AEF=角CEFである。
* 折り返しなので、EFはACを垂直に二等分する。つまり、EFEFACACの中点を通るので、EFEFACACは直交し、AFE=90\angle AFE = 90^\circ となる。
* 点DはBCBCの中点であり、点FFACACの中点である。したがって、DFDFは三角形ABCABCの中点連結定理より、DF=12AB=12×4=2DF = \frac{1}{2}AB = \frac{1}{2} \times 4 = 2 cmとなる。さらに、DFDFABABは平行である。
* 点EEADADの中点なので、EFEFは三角形ADCADCの中点連結定理より、EF=12DC=12×2=1EF = \frac{1}{2}DC = \frac{1}{2} \times 2 = 1 cmとなる。

3. 最終的な答え

1 cm

「幾何学」の関連問題

円 $x^2+y^2 = 4$ と次の2つの円について、それらの位置関係を調べる問題です。 (1) $(x+3)^2 + (y-4)^2 = 9$ (2) $(x-3)^2 + (y-3)^2 = 8...

位置関係半径中心間の距離
2025/5/13

点A(1, 3)から円 $x^2 + y^2 = 5$ に引いた接線の方程式と接点の座標を求めよ。

接線座標方程式
2025/5/13

点A(-3, 0)からの距離と、点B(2, 0)からの距離の比が3:2である点Pの軌跡を求める問題です。

軌跡距離
2025/5/13

2つの直線 $ax + by + c = 0$ と $a'x + b'y + c' = 0$ について、以下の2つの命題を証明する問題です。ただし、$b \neq 0$、$b' \neq 0$ としま...

直線平行垂直ベクトル座標平面
2025/5/13

2つの直線 $ax + by + c = 0$ と $a'x + b'y + c' = 0$ について、以下の2つの命題を証明する。ただし、$b \ne 0$ かつ $b' \ne 0$ とする。 (...

直線平行垂直方程式ベクトル
2025/5/13

2点 $A(a, b)$ と $B(b, a)$ が、直線 $y = x$ に関して対称であることを示す。ただし、$a \neq b$ とする。

座標平面対称性直線中点傾き
2025/5/13

2直線 $3x - 4y + 5 = 0$ と $2x + y - 4 = 0$ の交点を通る直線の方程式を求める問題です。 (1) 直線 $2x + 3y = 0$ に平行な直線 (2) 直線 $2...

直線交点平行垂直方程式
2025/5/13

2直線 $2x - y + 1 = 0$ と $x + y - 4 = 0$ の交点と、点 $(-2, 1)$ を通る直線の方程式を求める。

直線交点連立方程式座標平面
2025/5/13

点A(3,-1)を通り、直線 $3x+2y+1=0$ に垂直な直線と平行な直線の方程式をそれぞれ求める。

直線方程式傾き垂直平行
2025/5/13

2つの直線 $\frac{x}{3} = \frac{y}{1} = \frac{z}{1}$ と $\frac{x-1}{2} = \frac{y+4}{5} = \frac{z-2}{-1}$ が...

空間ベクトル直線交点
2025/5/13