質量 $2.0 \text{ kg}$ の物体が速さ $4.0 \text{ m/s}$ で運動している。 (1) この物体の運動量を求めよ。 (2) この物体の運動エネルギーを求めよ。 (3) ある仕事を加えると、この物体の速さが $5.0 \text{ m/s}$ となった。加えた仕事を求めよ。

応用数学力学運動量運動エネルギー仕事物理
2025/7/27

1. 問題の内容

質量 2.0 kg2.0 \text{ kg} の物体が速さ 4.0 m/s4.0 \text{ m/s} で運動している。
(1) この物体の運動量を求めよ。
(2) この物体の運動エネルギーを求めよ。
(3) ある仕事を加えると、この物体の速さが 5.0 m/s5.0 \text{ m/s} となった。加えた仕事を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 運動量 pp は、質量 mm と速度 vv の積で表される。
p=mvp = mv
p=2.0 kg×4.0 m/s=8.0 kg m/sp = 2.0 \text{ kg} \times 4.0 \text{ m/s} = 8.0 \text{ kg m/s}
(2) 運動エネルギー KK は、質量 mm と速度 vv を用いて次のように表される。
K=12mv2K = \frac{1}{2}mv^2
K=12×2.0 kg×(4.0 m/s)2=16 JK = \frac{1}{2} \times 2.0 \text{ kg} \times (4.0 \text{ m/s})^2 = 16 \text{ J}
(3) 仕事 WW は運動エネルギーの変化に等しい。初めの速度を v1v_1、後の速度を v2v_2 とすると、
W=12mv2212mv12W = \frac{1}{2}mv_2^2 - \frac{1}{2}mv_1^2
W=12×2.0 kg×(5.0 m/s)212×2.0 kg×(4.0 m/s)2=25 J16 J=9.0 JW = \frac{1}{2} \times 2.0 \text{ kg} \times (5.0 \text{ m/s})^2 - \frac{1}{2} \times 2.0 \text{ kg} \times (4.0 \text{ m/s})^2 = 25 \text{ J} - 16 \text{ J} = 9.0 \text{ J}

3. 最終的な答え

(1) 運動量: 8.0 kg m/s8.0 \text{ kg m/s}
(2) 運動エネルギー: 16 J16 \text{ J}
(3) 加えた仕事: 9.0 J9.0 \text{ J}

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