円と直線が異なる2点で交わる条件は、円の中心と直線の距離が円の半径より小さいことである。
円 (x+2)2+(y−3)2=2 の中心は (−2,3) で、半径は 2 である。 直線 y=ax+5 は ax−y+5=0 と変形できる。 円の中心 (−2,3) と直線 ax−y+5=0 の距離 d は、 d=a2+(−1)2∣a(−2)−3+5∣=a2+1∣−2a+2∣ 円と直線が異なる2点で交わるためには、d<2 でなければならない。 したがって、
a2+1∣−2a+2∣<2 両辺を2乗すると、
a2+1(−2a+2)2<2 (−2a+2)2<2(a2+1) 4a2−8a+4<2a2+2 2a2−8a+2<0 a2−4a+1<0 二次方程式 a2−4a+1=0 の解を求める。 a=2(1)−(−4)±(−4)2−4(1)(1)=24±16−4=24±12=24±23=2±3 したがって、a2−4a+1<0 の解は、2−3<a<2+3 である。