円 $(x+2)^2 + (y-3)^2 = 2$ と直線 $y=ax+5$ が異なる2点で交わるような定数 $a$ の値の範囲を求める。

幾何学直線交点距離不等式
2025/7/27

1. 問題の内容

(x+2)2+(y3)2=2(x+2)^2 + (y-3)^2 = 2 と直線 y=ax+5y=ax+5 が異なる2点で交わるような定数 aa の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

円と直線が異なる2点で交わる条件は、円の中心と直線の距離が円の半径より小さいことである。
(x+2)2+(y3)2=2(x+2)^2 + (y-3)^2 = 2 の中心は (2,3)(-2, 3) で、半径は 2\sqrt{2} である。
直線 y=ax+5y=ax+5axy+5=0ax-y+5=0 と変形できる。
円の中心 (2,3)(-2, 3) と直線 axy+5=0ax-y+5=0 の距離 dd は、
d=a(2)3+5a2+(1)2=2a+2a2+1d = \frac{|a(-2) - 3 + 5|}{\sqrt{a^2 + (-1)^2}} = \frac{|-2a+2|}{\sqrt{a^2+1}}
円と直線が異なる2点で交わるためには、d<2d < \sqrt{2} でなければならない。
したがって、
2a+2a2+1<2\frac{|-2a+2|}{\sqrt{a^2+1}} < \sqrt{2}
両辺を2乗すると、
(2a+2)2a2+1<2\frac{(-2a+2)^2}{a^2+1} < 2
(2a+2)2<2(a2+1)(-2a+2)^2 < 2(a^2+1)
4a28a+4<2a2+24a^2 - 8a + 4 < 2a^2 + 2
2a28a+2<02a^2 - 8a + 2 < 0
a24a+1<0a^2 - 4a + 1 < 0
二次方程式 a24a+1=0a^2 - 4a + 1 = 0 の解を求める。
a=(4)±(4)24(1)(1)2(1)=4±1642=4±122=4±232=2±3a = \frac{-(-4) \pm \sqrt{(-4)^2 - 4(1)(1)}}{2(1)} = \frac{4 \pm \sqrt{16-4}}{2} = \frac{4 \pm \sqrt{12}}{2} = \frac{4 \pm 2\sqrt{3}}{2} = 2 \pm \sqrt{3}
したがって、a24a+1<0a^2 - 4a + 1 < 0 の解は、23<a<2+32 - \sqrt{3} < a < 2 + \sqrt{3} である。

3. 最終的な答え

23<a<2+32 - \sqrt{3} < a < 2 + \sqrt{3}

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