(1) 中心が直線 $y = x$ 上にあり、直線 $3x + 4y = 24$ と両座標軸に接する円の方程式を求める問題です。 (2) 円 $x^2 + 2x + y^2 - 2y + 1 = 0$ に接し、傾きが $-1$ の直線の方程式を求める問題です。

幾何学接線方程式座標平面
2025/7/27

1. 問題の内容

(1) 中心が直線 y=xy = x 上にあり、直線 3x+4y=243x + 4y = 24 と両座標軸に接する円の方程式を求める問題です。
(2) 円 x2+2x+y22y+1=0x^2 + 2x + y^2 - 2y + 1 = 0 に接し、傾きが 1-1 の直線の方程式を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1)
* 円の中心は直線 y=xy = x 上にあるので、中心の座標を (a,a)(a, a) とおくことができます。
* 円が両座標軸に接するので、円の半径は a|a| となります。
* したがって、円の方程式は (xa)2+(ya)2=a2(x - a)^2 + (y - a)^2 = a^2 と表せます。
* この円が直線 3x+4y=243x + 4y = 24 に接するので、円の中心 (a,a)(a, a) から直線 3x+4y24=03x + 4y - 24 = 0 までの距離が半径 a|a| に等しくなります。
* 点と直線の距離の公式より、
3a+4a2432+42=a\frac{|3a + 4a - 24|}{\sqrt{3^2 + 4^2}} = |a|
7a245=a\frac{|7a - 24|}{5} = |a|
* 場合分けして解きます。
* 7a24=5a7a - 24 = 5a のとき、2a=242a = 24 より a=12a = 12
* 7a24=5a7a - 24 = -5a のとき、12a=2412a = 24 より a=2a = 2
* したがって、円の方程式は (x12)2+(y12)2=144(x - 12)^2 + (y - 12)^2 = 144 または (x2)2+(y2)2=4(x - 2)^2 + (y - 2)^2 = 4 となります。
(2)
* 円の方程式 x2+2x+y22y+1=0x^2 + 2x + y^2 - 2y + 1 = 0 を平方完成します。
(x+1)2+(y1)2=1(x + 1)^2 + (y - 1)^2 = 1
* したがって、円の中心は (1,1)(-1, 1) で、半径は 11 です。
* 求める直線の方程式を y=x+ky = -x + k とおきます。
* 円の中心 (1,1)(-1, 1) から直線 x+yk=0x + y - k = 0 までの距離が半径 11 に等しいので、
1+1k12+12=1\frac{|-1 + 1 - k|}{\sqrt{1^2 + 1^2}} = 1
k2=1\frac{|k|}{\sqrt{2}} = 1
k=2|k| = \sqrt{2}
* したがって、k=±2k = \pm \sqrt{2} となります。
* 求める直線の方程式は y=x+2y = -x + \sqrt{2} または y=x2y = -x - \sqrt{2} です。

3. 最終的な答え

(1) (x12)2+(y12)2=144(x - 12)^2 + (y - 12)^2 = 144 または (x2)2+(y2)2=4(x - 2)^2 + (y - 2)^2 = 4
(2) y=x+2y = -x + \sqrt{2} または y=x2y = -x - \sqrt{2}

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