## 問題の解答
1. 問題の内容
24番と25番の問題を解きます。条件を満たすための必要条件、十分条件を選ぶ問題です。
2. 解き方の手順
**24番**
(1) は であるための条件を考えます。
ならば は必ず成り立ちますが、 であっても とは限りません( の場合)。
したがって、 は であるための十分条件です。
(2) は であるための条件を考えます。
であっても、 が成り立つとは限りません(例:)。
であっても、 が成り立つとは限りません(例:)。
したがって、 は であるための必要条件でも十分条件でもありません。
(3) は、 のうち少なくとも1つは1であるための条件を考えます。
を変形すると となり、 と因数分解できます。
したがって、 または です。
のうち少なくとも1つは1であれば は成り立ちます。
したがって、 は、 のうち少なくとも1つは1であるための必要十分条件です。
(4) において、 は、 が鋭角三角形であるための条件を考えます。
であっても、他の角が 以上であれば鋭角三角形ではありません。
が鋭角三角形であれば、 は成り立ちます。
したがって、 は、 が鋭角三角形であるための必要条件ですが、十分条件ではありません。
**25番**
(1) の要素の個数が2であることは、 が素数であるための条件を考えます。
の要素の個数が2であることは、 の正の約数が1と のみであることを意味します。
これは が素数であることと同値です。
したがって、 の要素の個数が2であることは、 が素数であるための必要十分条件です。
(2) であることは、 と がともに偶数であるための条件を考えます。
より、 と は少なくとも1と2を約数に持ちます。つまり、 と はともに偶数です。
しかし、 と がともに偶数であっても、 とは限りません(例: なら に加え、)。
したがって、 であることは、 と がともに偶数であるための十分条件ですが、必要条件ではありません。
(3) であることは、 であるための条件を考えます。
であっても、 が成り立つとは限りません(例: なら 、 なので、)。
ならば、 のすべての約数は の約数です。しかし、 が成り立つとは限りません(例:)。
したがって、 であることは、 であるための必要条件でも十分条件でもありません。
3. 最終的な答え
**24番**
(1) (ウ)
(2) (エ)
(3) (ア)
(4) (イ)
**25番**
(1) (ア)
(2) (ウ)
(3) (エ)