半径1cm、中心角90°のおうぎ形OABがある。 (1) おうぎ形OABを点Bを中心に時計回りに回転させ、点Oがアの位置にあったおうぎ形OABの弦AB上にくるまで回転させたとき、半径OBの動いた部分(図1の斜線部分)の面積を求める。 (2) おうぎ形OABを直線l上を滑らないように回転させながら、アの位置からイの位置まで移動させる。このとき、点Oが描いた線全体の長さを求める。
2025/7/28
1. 問題の内容
半径1cm、中心角90°のおうぎ形OABがある。
(1) おうぎ形OABを点Bを中心に時計回りに回転させ、点Oがアの位置にあったおうぎ形OABの弦AB上にくるまで回転させたとき、半径OBの動いた部分(図1の斜線部分)の面積を求める。
(2) おうぎ形OABを直線l上を滑らないように回転させながら、アの位置からイの位置まで移動させる。このとき、点Oが描いた線全体の長さを求める。
2. 解き方の手順
(1)
斜線部分の面積は、半径がOBの長さで、中心角が45度の扇形の面積である。OB = 1cmであり、扇形の面積は、で求められるので、
よって、斜線部分の面積はである。
(2)
点Oの軌跡は、2つの弧と1つの直線で構成される。
最初の弧は、点Bを中心にOAを半径とする90°の扇形の弧である。この弧の長さは、。
次の弧は、点Aを中心にAOを半径とする90°の扇形の弧である。この弧の長さは、。
最後に、点Bから点Aまで直線で移動する。この距離は扇形の半径に等しく、1cmである。
したがって、点Oが描いた線全体の長さは、。
3. 最終的な答え
(1)
(2)