一辺の長さが10cmの正三角形ABCの折り紙がある。辺AB上の点Dと辺AC上の点Eを、線分DEと辺BCが平行になるようにとる。線分DEで折り紙を折るとき、三角形ADEのうち、四角形BCEDと重なり合う部分の面積をSとする。Sが最大となるのは線分DEの長さが何cmのときであり、そのときのSの値を求めよ。
2025/7/28
1. 問題の内容
一辺の長さが10cmの正三角形ABCの折り紙がある。辺AB上の点Dと辺AC上の点Eを、線分DEと辺BCが平行になるようにとる。線分DEで折り紙を折るとき、三角形ADEのうち、四角形BCEDと重なり合う部分の面積をSとする。Sが最大となるのは線分DEの長さが何cmのときであり、そのときのSの値を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、DEとBCが平行であることから、三角形ADEも正三角形であることがわかる。
DEの長さをとすると、三角形ADEの高さはとなる。したがって、三角形ADEの面積はとなる。
また、四角形BCEDの面積は、正三角形ABCの面積から三角形ADEの面積を引いたものである。
正三角形ABCの面積はであるから、四角形BCEDの面積はとなる。
折り返したときに重なる部分の面積Sは、四角形BCEDの面積から三角形ADEの面積を引いたものである。
S = 四角形BCEDの面積 - (三角形ADEの面積)
ここで、問題文より、三角形ADEを折り返した際、四角形BCEDと重なり合う部分の面積をSとする。
したがって、重なり合う部分は、四角形BCEDから、折り返した三角形ADEのうち、元の三角形ABCからはみ出た部分を引いたものとなる。
ここで、Sが最大になる条件を考える。
である。
四角形BCEDと重なり合う部分Sは、四角形BCEDから、折り返した際に元の三角形ABCからはみ出た三角形を取り除いた面積である。
四角形BCEDの面積をとすると、である。
Sが最大になるのは、のときである。
のとき、。
3. 最終的な答え
DEの長さが5cmのとき、S = である。
したがって、DEの長さは5、Sの値はとなる。
計算すると
Sが最大となるのは線分DEの長さが5cmのときであり、このときS = である。
DEの長さ:5
Sの値:21.65
```
5 cm
21.65 cm^2
```