まず、極限が存在するためには、分母が0に近づくとき、分子も0に近づく必要があります。なぜなら、もし分子が0に近づかない定数であるならば、極限は無限大に発散してしまうからです。
したがって、x=1 を分子に代入すると0になる必要があります。 12+a(1)+b=0 これから、1+a+b=0 なので、 b=−a−1 となります。 この関係を元の式に代入すると、
limx→1x−1x2+ax−a−1=3 分子を因数分解します。 x2+ax−a−1=x2−1+a(x−1)=(x−1)(x+1)+a(x−1)=(x−1)(x+1+a) よって、
limx→1x−1(x−1)(x+1+a)=3 x=1 のとき、x−1 で約分できます。 limx→1(x+1+a)=3 x→1 の極限を取ると、 1+1+a=3 となります。 したがって、2+a=3 より、a=1 b=−a−1=−1−1=−2