まず、与えられた関数 y=x−p2x+1 の逆関数を求めます。 x=y−p2y+1 x(y−p)=2y+1 xy−xp=2y+1 xy−2y=xp+1 y(x−2)=xp+1 y=x−2xp+1 よって、逆関数は y=x−2xp+1 です。 問題文より、逆関数が元の関数と一致するので、
x−p2x+1=x−2px+1 両辺の分子と分母を比較します。
2x+1=px+1 および x−p=x−2 が成り立つ必要があります。 x−p=x−2 より、 −p=−2 となり、p=2 が得られます。 p=2 を x−p2x+1=x−2px+1に代入すると、x−22x+1=x−22x+1となります。これは常に成り立ちます。 しかし、これは必要条件を満たしているだけで、十分条件を確認する必要があります。
関数 y=x−p2x+1 の逆関数が元の関数と一致するとき、 y=x−p2x+1 と y=x−2px+1 が一致する必要があります。 x−p2x+1=x−2px+1 両辺に(x−p)(x−2)をかけると、 (2x+1)(x−2)=(px+1)(x−p) 2x2−4x+x−2=px2−p2x+x−p 2x2−3x−2=px2+(1−p2)x−p この式が恒等式となるためには、各項の係数が一致する必要があります。
xの係数より、−3=1−p2 p=2を代入すると、1−p2=1−4=−3となり、一致します。 −p=−2より、p=2となり一致します。