ある急行列車が500mの鉄橋を渡り始めてから渡り終わるまでに29秒かかった。また、普通列車は急行列車より25m短く、秒速が5m遅いので、この鉄橋を渡り始めてから渡り終わるまでに8秒長くかかった。この急行列車の長さと秒速を求めよ。

代数学連立方程式文章問題速度距離時間
2025/7/28

1. 問題の内容

ある急行列車が500mの鉄橋を渡り始めてから渡り終わるまでに29秒かかった。また、普通列車は急行列車より25m短く、秒速が5m遅いので、この鉄橋を渡り始めてから渡り終わるまでに8秒長くかかった。この急行列車の長さと秒速を求めよ。

2. 解き方の手順

* 急行列車の長さをxx (m)、秒速をyy (m/秒)とする。
* 普通列車の長さは(x25)(x-25) (m)、秒速は(y5)(y-5) (m/秒)となる。
* 鉄橋を渡るのにかかる時間は、列車の長さ+鉄橋の長さを速さで割ったものである。
* 急行列車の場合、x+500y=29 \frac{x+500}{y} = 29
* 普通列車の場合、(x25)+500y5=29+8=37 \frac{(x-25)+500}{y-5} = 29+8=37 つまり、x+475y5=37 \frac{x+475}{y-5} = 37
* 上記2式を変形して連立方程式を解く。
* 式1: x+500=29yx+500 = 29y -> x=29y500x = 29y - 500
* 式2: x+475=37(y5)x+475 = 37(y-5) -> x+475=37y185x+475 = 37y - 185
* 式1を式2に代入する。
* (29y500)+475=37y185(29y - 500) + 475 = 37y - 185
* 29y25=37y18529y - 25 = 37y - 185
* 160=8y160 = 8y
* y=20y = 20
* y=20y=20を式1に代入してxxを求める。
* x=2920500x = 29 * 20 - 500
* x=580500x = 580 - 500
* x=80x = 80

3. 最終的な答え

急行列車の長さ: 80 m
急行列車の秒速: 20 m/秒

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