完全順列の総数を求める問題です。
n個のものを並べ替えて、どの要素も元の位置にないように並べる場合の数をモンモール数または攪乱数と呼び、Dn で表します。 Dn=(n−1)(Dn−1+Dn−2) また、
箱が4つでボールが4つのとき、どの箱にも同じ番号のボールを入れない入れ方を求めます。
D4=(4−1)(D3+D2)=3(2+1)=3×3=9 または、包除原理を使って計算することもできます。
全体の場合の数は4! = 24通りです。
1つ以上の箱に同じ番号のボールが入る場合の数を引いていきます。
A_i を i番目の箱にi番目のボールが入る事象とすると、求める場合の数は
∣A1∪A2∪A3∪A4∣ を全体から引いたものです。
∣Ai∣=(4−1)!=3!=6 ∣Ai∩Aj∣=(4−2)!=2!=2 (i != j) ∣Ai∩Aj∩Ak∣=(4−3)!=1!=1 (i != j != k) ∣A1∩A2∩A3∩A4∣=(4−4)!=0!=1 ∣A1∪A2∪A3∪A4∣=(14)3!−(24)2!+(34)1!−(44)0!=4×6−6×2+4×1−1×1=24−12+4−1=15 求める場合の数は 4!−15=24−15=9 通りです。