この問題は、与えられた図形に対して、指定された点や線分を、作図によって求める問題です。具体的には、 (1) 三角形の辺ABの中点Mを求める。 (2) 三角形の辺BCを底辺としたときの高さAHを求める。 (3) 三角形の辺AC上にあり、辺AB, BCから等しい距離にある点Pを求める。 (4) 円Oの周上の点Aを通る接線を求める。 (5) 与えられた点A, B, Cを通る円の中心Oを求める。
2025/7/28
1. 問題の内容
この問題は、与えられた図形に対して、指定された点や線分を、作図によって求める問題です。具体的には、
(1) 三角形の辺ABの中点Mを求める。
(2) 三角形の辺BCを底辺としたときの高さAHを求める。
(3) 三角形の辺AC上にあり、辺AB, BCから等しい距離にある点Pを求める。
(4) 円Oの周上の点Aを通る接線を求める。
(5) 与えられた点A, B, Cを通る円の中心Oを求める。
2. 解き方の手順
(1) 辺ABの中点Mを求める:
1. 点Aを中心として、適当な半径の円弧を描く。
2. 点Bを中心として、1と同じ半径の円弧を描く。このとき、2つの円弧は2点で交わる。
3. 2つの交点を通る直線を引く。この直線は線分ABの垂直二等分線になる。
4. 垂直二等分線と線分ABの交点が、辺ABの中点Mである。
(2) 辺BCを底辺とするときの高さAHを求める:
1. 点Aから直線BCに垂線を引く。
2. 点Aを中心として、直線BCと2点で交わるような円弧を描く。
3. その2つの交点をそれぞれ中心として、互いに交わるような円弧を直線BCの下側に描く。
4. 2つの円弧の交点と点Aを通る直線を引く。この直線が、点Aから直線BCに引いた垂線である。
5. 垂線と直線BCの交点が、高さAHの点Hである。
(3) 辺AC上にあり、辺AB, BCから等しい距離にある点Pを求める:
1. 角ABCの二等分線を引く。
2. 点Bを中心として、適当な半径の円弧を描き、辺AB, BCとの交点を求める。
3. 2つの交点をそれぞれ中心として、互いに交わるような円弧を描く。
4. 2つの円弧の交点と点Bを通る直線を引く。この直線が、角ABCの二等分線である。
5. 角の二等分線と辺ACの交点が、点Pである。
(4) 円Oの周上の点Aを通る接線を求める:
1. 点Oと点Aを結ぶ直線OAを引く。
2. 直線OAに対して、点Aを通る垂線を引く。
3. 直線OAを延長する。
4. 点Aを中心として、直線OAに対して、適当な半径の円弧を描き、直線OAとの交点を求める。
5. その2つの交点をそれぞれ中心として、互いに交わるような円弧を直線OAの上側に描く。
6. 2つの円弧の交点と点Aを通る直線を引く。この直線が、円Oの点Aにおける接線である。
(5) 与えられた点A, B, Cを通る円の中心Oを求める:
1. 線分ABの垂直二等分線を引く。
2. 線分BCの垂直二等分線を引く。
3. 2つの垂直二等分線の交点が、円の中心Oである。
3. 最終的な答え
(1) 辺ABの中点M(作図による)
(2) 辺BCを底辺としたときの高さAH(作図による)
(3) 辺AC上にあり、辺AB, BCから等しい距離にある点P(作図による)
(4) 円Oの周上の点Aを通る接線(作図による)
(5) 点A, B, Cを通る円の中心O(作図による)