三角形ABCにおいて、$AB=2$, $BC=4$, $CA=3$とする。$\vec{b} = \vec{AB}$, $\vec{c} = \vec{AC}$と定める。 (1) ベクトル$\vec{b}$と$\vec{c}$の内積$\vec{b} \cdot \vec{c}$を求める。 (2) $\triangle ABC$の内心を$D$とする。内心$D$が$\angle A$の二等分線上にあることから、ベクトル$\vec{AD}$を$\frac{1}{2}\vec{b} + \frac{1}{\Box}\vec{c}$の実数倍で表し、$\vec{AD}$を$\vec{b}$と$\vec{c}$で表す。 (3) 内心$D$から辺$AB$に下ろした垂線の足を$H$とする。$\vec{AH}$を$\vec{b}$で表す。 (4) $\triangle ABC$の内接円の半径を求める。
2025/7/28
1. 問題の内容
三角形ABCにおいて、, , とする。, と定める。
(1) ベクトルとの内積を求める。
(2) の内心をとする。内心がの二等分線上にあることから、ベクトルをの実数倍で表し、をとで表す。
(3) 内心から辺に下ろした垂線の足をとする。をで表す。
(4) の内接円の半径を求める。
2. 解き方の手順
(1) であり、余弦定理より、
よって、
(2) 内心はの二等分線上にあるから、はの実数倍である。
とおける。
内心は角の二等分線の交点であるので、.
(3) であるから、
とおくと、
(4) ヘロンの公式より、の面積は、
内接円の半径をとすると、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4) 内接円の半径は