三角形ABDにおいて余弦定理を用いると、
BD2=AB2+AD2−2(AB)(AD)cosA=12+(3)2−2(1)(3)cosA=4−23cosA。 三角形BCDにおいて余弦定理を用いると、
BD2=BC2+CD2−2(BC)(CD)cosC=(2)2+(2)2−2(2)(2)cosC=4−4cosC。 四角形ABCDは円に内接するので、A+C=180∘, C=180∘−A、cosC=cos(180∘−A)=−cosA。 したがって、4−23cosA=4−4(−cosA)=4+4cosA。 −23cosA=4cosA。 cosA(4+23)=0なので、 BD2=4−23cosA=4−4(−cosA)。 4cosA+23cosA=0 cosA(4+23)=0 cosA=0より、BD2=4−23cosA=4−23(0)=4, よってBD=2。 円の中心をOとする。∠BCD=180∘−∠BAD=180∘−90∘=90∘。 三角形BCDで正弦定理を使うと、
sin∠BCDBD=2OC。 sin90∘2=2OC。 12=2OC, よってOC=1。 (2) 四角形ABCDの面積について:
四角形ABCDの面積は、三角形ABDの面積と三角形BCDの面積の和である。
三角形ABDの面積は、21(AB)(AD)sinA=21(1)(3)sin90∘=23。 三角形BCDの面積は、21(BC)(CD)sinC=21(2)(2)sin90∘=1。 したがって、四角形ABCDの面積は23+1=22+3。 三角形ABCにおいて余弦定理を用いると、
AC2=AB2+BC2−2(AB)(BC)cosB=12+(2)2−2(1)(2)cosB=3−22cosB。 三角形ADCにおいて余弦定理を用いると、
AC2=AD2+DC2−2(AD)(DC)cosD=(3)2+(2)2−2(3)(2)cosD=5−26cosD。 四角形ABCDは円に内接するので、B+D=180∘, D=180∘−B、cosD=cos(180∘−B)=−cosB。 したがって、AC2=5−26(−cosB)=5+26cosB。 ゆえに、3−22cosB=5+26cosB。 −2=(26+22)cosB。 cosB=26+22−2=6+2−1=(6+2)(6−2)−(6−2)=6−2−(6−2)=4−6+2。 AC2=3−22cosB=3−22(4−6+2)=3−2−12+2=3+223−2=3+3−1=2+3。 cos75∘について: cos75∘=cos(45∘+30∘)=cos45∘cos30∘−sin45∘sin30∘=2223−2221=46−2。