因数分解は、与えられた二次式を2つの一次式の積の形に変形することです。
5x2−7x−6 を因数分解するために、たすき掛けの方法を使います。 まず、5x2 の係数である 5 を2つの整数の積で表します。候補としては 5×1 があります。 次に、定数項である -6 を2つの整数の積で表します。候補としては、
(−1)×6, (1)×(−6), (−2)×3, (2)×(−3) などがあります。 これらの組み合わせを試して、一次の項の係数である -7 になる組み合わせを探します。
(5x+a)(x+b) という形を考え、展開すると 5x2+(5b+a)x+ab となります。 5b+a=−7 と ab=−6 を満たす a と b を探します。 a=3, b=−2 のとき、 5b+a=5(−2)+3=−10+3=−7 となり、ab=3×(−2)=−6 となるので、この組み合わせが正しいです。 したがって、5x2−7x−6=(5x+3)(x−2) と因数分解できます。