2次関数 $y = ax^2 + bx + 1$ が $x = -1$ のとき最大値3をとる。このとき、$a$ と $b$ の値を求める。

代数学二次関数最大値最小値絶対値平方完成
2025/7/28
## 問題1

1. 問題の内容

2次関数 y=ax2+bx+1y = ax^2 + bx + 1x=1x = -1 のとき最大値3をとる。このとき、aabb の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数が最大値を持つことから、a<0a<0 であることがわかる。
また、頂点のx座標がx=1x = -1であることから、平方完成した形は
y=a(x+1)2+3y = a(x + 1)^2 + 3
と表せる。
これを展開すると、
y=a(x2+2x+1)+3=ax2+2ax+a+3y = a(x^2 + 2x + 1) + 3 = ax^2 + 2ax + a + 3
となる。
与えられた関数 y=ax2+bx+1y = ax^2 + bx + 1 と係数を比較すると、
b=2ab = 2a
1=a+31 = a + 3
となる。
2つ目の式より、
a=13=2a = 1 - 3 = -2
が得られる。
これを1つ目の式に代入すると、
b=2a=2(2)=4b = 2a = 2(-2) = -4
が得られる。

3. 最終的な答え

a=2a = -2
b=4b = -4
## 問題2

1. 問題の内容

関数 y=2x27x+3y = |2x^2 - 7x + 3| (0x20 \le x \le 2) の最大値と最小値を求め、そのときの xx の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、f(x)=2x27x+3f(x) = 2x^2 - 7x + 3 とおく。
f(x)f(x) のグラフを描くために、平方完成を行う。
f(x)=2(x272x)+3=2(x74)22(74)2+3f(x) = 2(x^2 - \frac{7}{2}x) + 3 = 2(x - \frac{7}{4})^2 - 2(\frac{7}{4})^2 + 3
f(x)=2(x74)2498+248=2(x74)2258f(x) = 2(x - \frac{7}{4})^2 - \frac{49}{8} + \frac{24}{8} = 2(x - \frac{7}{4})^2 - \frac{25}{8}
頂点の座標は (74,258)(\frac{7}{4}, -\frac{25}{8}) である。
f(x)=0f(x) = 0 となる xx の値を求める。
2x27x+3=02x^2 - 7x + 3 = 0
(2x1)(x3)=0(2x - 1)(x - 3) = 0
x=12,3x = \frac{1}{2}, 3
y=f(x)y = |f(x)| なので、f(x)f(x) のグラフの xx 軸より下の部分を xx 軸に関して折り返す。
定義域は 0x20 \le x \le 2 である。
x=0x = 0 のとき、y=f(0)=3=3y = |f(0)| = |3| = 3
x=2x = 2 のとき、y=f(2)=2(4)7(2)+3=814+3=3=3y = |f(2)| = |2(4) - 7(2) + 3| = |8 - 14 + 3| = |-3| = 3
x=12x = \frac{1}{2} のとき、y=f(12)=0y = |f(\frac{1}{2})| = 0
x=74x = \frac{7}{4} は定義域外。
y=2(x74)2258y = |2(x - \frac{7}{4})^2 - \frac{25}{8}| の頂点は、折り返したとき (74,258\frac{7}{4}, \frac{25}{8}) となるが、定義域外なので考慮しない。
定義域の両端と、f(x)=0f(x)=0となる点を考慮すると、
x=0,2x = 0, 2 のとき y=3y = 3
x=12x = \frac{1}{2} のとき y=0y = 0
したがって、最大値は 3、最小値は 0 となる。
最大値を達成する xx の値は x=0,2x=0, 2
最小値を達成する xx の値は x=12x = \frac{1}{2}

3. 最終的な答え

x=0,2x = 0, 2 で最大値 33 をとり、x=12x = \frac{1}{2} で最小値 00 をとる。

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