(1) 行列 A1,A2,A3,A4 を求める (a) A1: Aの第1行を1/2倍する。 A1=105000010−20−10 (b) A2: A1 の第3行に第1行の(-5)倍を加える。 A2=100000010−200 (c) A3: A2 の第4列に第1列の2倍を加える。 A3=100000010000 (d) A4: A3 の第2列と第3列を入れ替える。 A4=100010000000 (2) 基本行列 P1,P2,Q1,Q2 を求める (a), (b) の基本変形は、左から基本行列をかけることに相当する。
A1はAの第一行を1/2倍するので、P1は単位行列の(1,1)成分を1/2にしたものです。 P1=1/200010001 A2はA1の第三行に第一行の-5倍を加えるので、P2は単位行列の(3,1)成分を-5にしたものです。 P2=10−5010001 (c), (d) の基本変形は、右から基本行列をかけることに相当する。
A3はA2の第四列に第一列の2倍を加えるので、Q1は単位行列の(1,4)成分を2にしたものです。 Q1=1000010000102001 A4はA3の第二列と第三列を入れ替えるので、Q2は単位行列の第二列と第三列を入れ替えたものです。 Q2=1000001001000001 したがって、P=P2P1 と Q=Q1Q2 は、 P=P2P1=10−50100011/200010001=1/20−5/2010001 Q=Q1Q2=10000100001020011000001001000001=1000001001002001 PAQ=1/20−5/2010001205000010−40−101000001001002001=100000010−2001000001001002001=100010000000=A4