$a, b, c$ は定数で、$a > 0$, $b \geq 0$ とする。関数 $f(\theta) = \sin(a\theta + b) + c$ について、グラフに関するいくつかの問いに答える。 (1) $c = 0$ とする。$y = f(\theta)$ のグラフが図1のようになるとき、$a$, $b$, $d$の値を求める。 (2) $y = f(\theta)$ のグラフが図2のようになるとき、$a$, $c$ を求め、さらにグラフの平行移動に関する問いに答える。
2025/7/28
1. 問題の内容
は定数で、, とする。関数 について、グラフに関するいくつかの問いに答える。
(1) とする。 のグラフが図1のようになるとき、, , の値を求める。
(2) のグラフが図2のようになるとき、, を求め、さらにグラフの平行移動に関する問いに答える。
2. 解き方の手順
(1)
* 図1より、周期は である。よって、 の周期は となるため、 (ア) である。
* のグラフが で最大値1をとることから、 ( は整数) を満たす。
したがって、 より となる。 で最小の は (イ、選択肢(3)) である。
* である。 より、 ( は整数)を満たす。
したがって、, となる。 より、 の最小値は (選択肢(4)) である。
* (ウ、選択肢(2)) であるから、 (エ、選択肢(4))である。
(2)
* 図2より、周期は である。よって、 の周期は となるため、 (オ) である。
* 図2より、 軸方向に1だけ平行移動しているので、 (カ) である。
* のグラフが で となるから、 より である。
を満たす は、 の2個 (キ) である。その中で最小のものは (ク、選択肢(0)) である。
* のグラフを 軸方向に だけ平行移動すると となり、 軸方向に1だけ平行移動しても図2のグラフにはならない。
* のグラフを 軸方向にで最大値を取るようにずらすと考えると、とできる。したがってと変換することで、 (ケ、選択肢(0)) だけ平行移動、y軸方向に1(カ)だけ平行移動したグラフと重なる。
* を軸方向にだけ平行移動すると、となる。
従って = + 1(コ) と重なるので、 となる。よって(サ)は選択肢にないため、誤りである。
もし修正するのであれば、(サ)は選択肢を増やす必要があり、などと重なる、といった記述になるはずである。
3. 最終的な答え
(1)
* ア: 2
* イ: (選択肢(3))
* ウ: (選択肢(2))
* エ: (選択肢(4))
(2)
* オ: 2
* カ: 1
* キ: 2
* ク: (選択肢(0))
* ケ: 軸方向に (選択肢(0))だけ平行移動
* コ: 1
* サ: 選択肢に無し。