与えられた条件から、陰関数定理を用いて定義される合成関数の微分係数を求め、その点における関数 $f$ の性質を決定する。具体的には、点 $(a_1, b_1)$ および $(a_2, b_2)$ において、$g(x, y) = 0$ かつ $g_y(x, y) \neq 0$ という条件が満たされるとき、陰関数 $y = \phi(x)$ および $y = \psi(x)$ が存在し、それぞれに対応する合成関数 $p(x) = f(x, \phi(x))$ および $q(x) = f(x, \psi(x))$ の一階微分 $p'(a_1)$, $q'(a_2)$と二階微分 $p''(a_1)$, $q''(a_2)$ を求め、点 $(a_1, b_1)$ および $(a_2, b_2)$ が $f$ の何であるかを決定する。
2025/7/28
1. 問題の内容
与えられた条件から、陰関数定理を用いて定義される合成関数の微分係数を求め、その点における関数 の性質を決定する。具体的には、点 および において、 かつ という条件が満たされるとき、陰関数 および が存在し、それぞれに対応する合成関数 および の一階微分 , と二階微分 , を求め、点 および が の何であるかを決定する。
2. 解き方の手順
(3) 点 の場合:
* 陰関数定理より、 かつ であるから、陰関数 が の近傍で存在し、 が成り立つ。
* 合成関数 の微分を求める。まず、 を求める。
さらに、 を で微分すると、
したがって、
はさらに複雑になるので、の場合、点はfの停留点となる。
と の場合、点はfの極小点となる。
と の場合、点はfの極大点となる。
(4) 点 の場合:
同様に、
さらに、 を で微分すると、
したがって、
はさらに複雑になるので、の場合、点はfの停留点となる。
と の場合、点はfの極小点となる。
と の場合、点はfの極大点となる。
3. 最終的な答え
(3)
is a critical point of .
(4)
is a critical point of .