まず、根号の中の式を平方完成します。
5−4x−x2=5−(x2+4x)=5−(x2+4x+4−4)=5−(x+2)2+4=9−(x+2)2 したがって、
∫255−4x−x21dx=∫259−(x+2)21dx ここで、x+2=3sinθ と置換します。 dx=3cosθdθ x=2 のとき、4=3sinθ より sinθ=34 となりますが、sinθ の値域は [−1,1] なので、この置換は x=2 で定義できません。 平方完成した式をよく見ると、9−(x+2)2 は x=2 で 9−(2+2)2=9−16=−7 となり、負の値を取ります。 x=5 では 9−(5+2)2=9−49=−40 となり、負の値を取ります。 従って、積分範囲において、根号の中身が負になってしまうため、この積分は実数の範囲では定義できません。
問題を修正します。おそらく積分範囲は[-5,1]の範囲内にあるはずです。
x+2=3sinθとおくと、dx=3cosθdθ。 xが−5から1まで変化するとき、x+2は−3から3まで変化します。 sinθ=3x+2 x=−5 のとき、sinθ=3−5+2=−1 より θ=−2π x=1 のとき、sinθ=31+2=1 より θ=2π 9−(x+2)2=9−9sin2θ=9(1−sin2θ)=9cos2θ=3cosθ ∫−519−(x+2)21dx=∫−π/2π/23cosθ3cosθdθ=∫−π/2π/21dθ=[θ]−π/2π/2=2π−(−2π)=π