f(x)=2x3−3x2−12x とおくと、与えられた方程式は f(x)=a と書き換えられます。 この3次方程式が異なる3つの実数解を持つためには、y=f(x) のグラフと直線 y=a が3点で交われば良いです。 f(x) の増減を調べるために、微分を計算します。 f′(x)=6x2−6x−12=6(x2−x−2)=6(x−2)(x+1) f′(x)=0 となるのは x=2,−1 のときです。 増減表は以下のようになります。
| x | ... | -1 | ... | 2 | ... |
|------|------|----|-----|----|-----|
| f'(x) | + | 0 | - | 0 | + |
| f(x) | 増加 | 極大 | 減少 | 極小 | 増加 |
x=−1 のとき f(−1)=2(−1)3−3(−1)2−12(−1)=−2−3+12=7 (極大値) x=2 のとき f(2)=2(2)3−3(2)2−12(2)=16−12−24=−20 (極小値) したがって、y=f(x) のグラフが極大値と極小値を持つとき、f(x)=a が異なる3つの実数解を持つためには、 である必要があります。
すなわち、−20<a<7 です。