1から7までの異なる4つの整数を選んで4桁の整数を作る問題です。全部で何個の整数ができるか、そのうち奇数は何個か、3500より大きい数は何個か、また、各桁の数字が左から小さい順に並んでいる数は何個かを求める必要があります。

算数順列組み合わせ場合の数整数
2025/7/29

1. 問題の内容

1から7までの異なる4つの整数を選んで4桁の整数を作る問題です。全部で何個の整数ができるか、そのうち奇数は何個か、3500より大きい数は何個か、また、各桁の数字が左から小さい順に並んでいる数は何個かを求める必要があります。

2. 解き方の手順

まず、1から7までの異なる4つの数字を選んで4桁の整数を作る場合の数を計算します。これは順列の問題なので、7つの数字から4つを選んで並べる順列 7P4_7 P_4 を計算します。
7P4=7×6×5×4=840_7 P_4 = 7 \times 6 \times 5 \times 4 = 840
よって、全部で840個の整数ができます。
次に、奇数の数を計算します。4桁の整数が奇数であるためには、一の位が奇数でなければなりません。1から7までの奇数は1, 3, 5, 7の4つです。一の位に奇数を選ぶ方法は4通りあります。残りの3桁は、残りの6つの数字から3つを選んで並べる順列 6P3_6 P_3 です。
6P3=6×5×4=120_6 P_3 = 6 \times 5 \times 4 = 120
したがって、奇数の数は 4×120=4804 \times 120 = 480 個です。
次に、3500より大きい数の数を計算します。千の位が3の場合、百の位は5, 6, 7のいずれかです。千の位が4, 5, 6, 7の場合を考えます。
* 千の位が3の場合:百の位は5, 6, 7のいずれかです。
* 百の位が5の場合:十の位と一の位は、残りの5つの数字から2つを選んで並べる順列 5P2=5×4=20_5 P_2 = 5 \times 4 = 20 通り。
* 百の位が6の場合:十の位と一の位は、残りの5つの数字から2つを選んで並べる順列 5P2=5×4=20_5 P_2 = 5 \times 4 = 20 通り。
* 百の位が7の場合:十の位と一の位は、残りの5つの数字から2つを選んで並べる順列 5P2=5×4=20_5 P_2 = 5 \times 4 = 20 通り。
千の位が3の場合の合計: 20+20+20=6020 + 20 + 20 = 60 通り。
* 千の位が4の場合:百、十、一の位は、残りの6つの数字から3つを選んで並べる順列 6P3=6×5×4=120_6 P_3 = 6 \times 5 \times 4 = 120 通り。
* 千の位が5の場合:百、十、一の位は、残りの6つの数字から3つを選んで並べる順列 6P3=6×5×4=120_6 P_3 = 6 \times 5 \times 4 = 120 通り。
* 千の位が6の場合:百、十、一の位は、残りの6つの数字から3つを選んで並べる順列 6P3=6×5×4=120_6 P_3 = 6 \times 5 \times 4 = 120 通り。
* 千の位が7の場合:百、十、一の位は、残りの6つの数字から3つを選んで並べる順列 6P3=6×5×4=120_6 P_3 = 6 \times 5 \times 4 = 120 通り。
したがって、3500より大きい数の合計は 60+120+120+120+120=54060 + 120 + 120 + 120 + 120 = 540 個です。
最後に、各位の数字が左から小さい順に並んでいる数の数を計算します。これは、1から7までの数字から4つを選ぶ組み合わせの問題です。組み合わせ 7C4_7 C_4 を計算します。
7C4=7!4!(74)!=7!4!3!=7×6×53×2×1=35_7 C_4 = \frac{7!}{4!(7-4)!} = \frac{7!}{4!3!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35
したがって、各位の数字が左から小さい順に並んでいる数は35個です。

3. 最終的な答え

アイウ: 840
エオカ: 480
キクケ: 540
コサ: 35

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