2次関数 $y = x^2 + 2x + 2a$ ($-2 \le x \le 1$)の最大値が7のとき、定数 $a$ の値を求め、その時の最小値を求める問題です。

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/4/5

1. 問題の内容

2次関数 y=x2+2x+2ay = x^2 + 2x + 2a2x1-2 \le x \le 1)の最大値が7のとき、定数 aa の値を求め、その時の最小値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=x2+2x+2a=(x+1)21+2ay = x^2 + 2x + 2a = (x+1)^2 - 1 + 2a
このグラフは下に凸な放物線で、軸は x=1x=-1 です。定義域は 2x1-2 \le x \le 1 なので、軸 x=1x=-1 は定義域に含まれています。
最大値は、定義域の端点 x=2x=-2 または x=1x=1 のいずれかで取ります。
x=2x=-2 のとき、
y=(2)2+2(2)+2a=44+2a=2ay = (-2)^2 + 2(-2) + 2a = 4 - 4 + 2a = 2a
x=1x=1 のとき、
y=(1)2+2(1)+2a=1+2+2a=3+2ay = (1)^2 + 2(1) + 2a = 1 + 2 + 2a = 3 + 2a
3+2a>2a3 + 2a > 2a なので、最大値は x=1x=1 のときにとり、 3+2a=73 + 2a = 7 となります。
これを解いて、2a=42a = 4, よって a=2a = 2 です。
a=2a=2 を元の関数に代入すると、y=x2+2x+4y = x^2 + 2x + 4 となります。
平方完成すると、y=(x+1)2+3y = (x+1)^2 + 3
最小値は軸 x=1x=-1 で取ります。
x=1x=-1 のとき、y=(1)2+2(1)+4=12+4=3y = (-1)^2 + 2(-1) + 4 = 1 - 2 + 4 = 3

3. 最終的な答え

a=2a=2
最小値は3

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