台形ABCDにおいて、点PがBを出発し、BC, CD上を毎秒2cmで動く。点Pが出発してからx秒後に線分APが通った部分の面積を$y cm^2$とする。 (1) 点Pが辺BC上にあるとき、$y$を表す式と$x$の変域を求めよ。 (2) 点Pが辺CD上にあるとき、$y$を表す式と$x$の変域を求めよ。

幾何学台形面積一次関数図形
2025/7/29

1. 問題の内容

台形ABCDにおいて、点PがBを出発し、BC, CD上を毎秒2cmで動く。点Pが出発してからx秒後に線分APが通った部分の面積をycm2y cm^2とする。
(1) 点Pが辺BC上にあるとき、yyを表す式とxxの変域を求めよ。
(2) 点Pが辺CD上にあるとき、yyを表す式とxxの変域を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点Pが辺BC上にあるとき
点PがBを出発してからx秒後のBPの長さは2x2x cmである。
三角形ABPの面積は、y=12×BP×ABy = \frac{1}{2} \times BP \times AB
ABは台形の図より、高さであり、10262=10036=64=8\sqrt{10^2 - 6^2} = \sqrt{100-36} = \sqrt{64} = 8 cm
y=12×2x×8=8xy = \frac{1}{2} \times 2x \times 8 = 8x
点PがCに到達するまでの時間は、BCの長さが10cmで、速さが毎秒2cmなので、
x=102=5x = \frac{10}{2} = 5秒。
したがって、xxの変域は0x50 \le x \le 5
(2) 点Pが辺CD上にあるとき
点PがCを出発してからx秒後のCPの長さは2(x5)2(x-5) cmである。
台形ABCDの面積は、12(AD+BC)×AB=12(5+10)×8=12×15×8=60\frac{1}{2} (AD + BC) \times AB = \frac{1}{2} (5 + 10) \times 8 = \frac{1}{2} \times 15 \times 8 = 60
三角形ADPの面積は、12×AD×DP=12×5×(62(x5))=52(62x+10)=52(162x)=5(8x)=405x\frac{1}{2} \times AD \times DP = \frac{1}{2} \times 5 \times (6 - 2(x-5)) = \frac{5}{2}(6 - 2x + 10) = \frac{5}{2}(16 - 2x) = 5(8-x) = 40 - 5x
y=台形ABCDの面積三角形ADPの面積=60(405x)=6040+5x=20+5xy = 台形ABCDの面積 - 三角形ADPの面積 = 60 - (40 - 5x) = 60 - 40 + 5x = 20 + 5x
点PがDに到達するまでの時間は、CDの長さが6cmで、速さが毎秒2cmなので、
Cを出発してから62=3\frac{6}{2} = 3秒後にDに到達する。
したがって、Bを出発してからは5+3=85 + 3 = 8秒後にDに到達する。
xxの変域は、5<x85 < x \le 8

3. 最終的な答え

(1) 辺BC上:
y=8xy = 8x
0x50 \le x \le 5
(2) 辺CD上:
y=5x+20y = 5x + 20
5<x85 < x \le 8

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