一辺の長さが10cmの正三角形ABCがある。辺BCの延長線上にCD=6cmとなる点Dをとると、AD=14cmとなった。直線ADについて、点Bと反対側に正三角形ADEとなるように点Eをとり、線分ADと線分CEの交点をFとする。点Bと点Fを結ぶ。 (1) $\triangle ABD \equiv \triangle ACE$であることを証明せよ。 (2) $\angle DEC = \alpha$のとき、$\angle CDE$の大きさを$\alpha$を用いて表せ。 (3) $\triangle ABD$の面積と$\triangle BDF$の面積の比を、最も簡単な整数の比で表せ。 (4) 線分DFの長さを求めよ。
2025/7/31
1. 問題の内容
一辺の長さが10cmの正三角形ABCがある。辺BCの延長線上にCD=6cmとなる点Dをとると、AD=14cmとなった。直線ADについて、点Bと反対側に正三角形ADEとなるように点Eをとり、線分ADと線分CEの交点をFとする。点Bと点Fを結ぶ。
(1) であることを証明せよ。
(2) のとき、の大きさをを用いて表せ。
(3) の面積との面積の比を、最も簡単な整数の比で表せ。
(4) 線分DFの長さを求めよ。
2. 解き方の手順
(1) とにおいて、
(正三角形ABCより) ...(i)
(正三角形ADEより) ...(ii)
より、
...(iii)
(i), (ii), (iii)より、2辺とその間の角がそれぞれ等しいので、
よって、アには、イには2辺とその間の角が入る。
(2) は正三角形なので、
なので、
なので、
なので、
において、
なので、において
(3)
の面積を、の面積をとする。
とは、底辺をそれぞれAD、DFとする三角形と見なすと、高さが共通になる。
したがって、
AD = 14
とは正三角形なので、
とに着目すると、
正弦定理より、
の面積は、
の面積は、
(4)
3. 最終的な答え
(1) ア: , イ: 2辺とその間の角
(2)
(3) 8:3
(4)