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曲線 C:y=x4−2x3−3x2+5x と直線 l:y=ax+b が2点で接するとき、 x4−2x3−3x2+5x=ax+b x4−2x3−3x2+(5−a)x−b=0 これが重解を持つので、(x−α)2(x−β)2=0 と表せる。 この場合、2つの点で接する状況なので、さらに(x−α)2(x2+px+q)=0 の形になる必要がありそう。しかし、今回は次数が高いので、別の方法を考えよう。 曲線 C 上の点 (t,t4−2t3−3t2+5t) における接線の方程式は y−(t4−2t3−3t2+5t)=(4t3−6t2−6t+5)(x−t) y=(4t3−6t2−6t+5)x−4t4+6t3+6t2−5t+t4−2t3−3t2+5t y=(4t3−6t2−6t+5)x−3t4+4t3+3t2 この接線が曲線 C と2点で接するということは、別の接点 (u,u4−2u3−3u2+5u) が存在して、その接線も同じである必要がある。 4t3−6t2−6t+5=4u3−6u2−6u+5 −3t4+4t3+3t2=−3u4+4u3+3u2 4t3−6t2−6t=4u3−6u2−6u −3t4+4t3+3t2=−3u4+4u3+3u2 接線が2点で接すると仮定しているので、
f(x)=x4−2x3−3x2+5x−(ax+b) は、ある α,β で f(x)=(x−α)2(x−β)2 となるはず。 しかし、f(x) は4次式なので、そのように分解できるとは限らない。 まずは、微分して傾きを調べてみる。y′=4x3−6x2−6x+5 となる。 なんとなく、この y′ と y を見比べると、y′=0 の時に接している気がする。y′=0 の解を求めることは難しい。 問題文に「2点で接する」と書いてある。グラフの概形を考えると、2点で接する直線は、極小値と極大値を通る直線だと考えられる。
x=1 を代入すると、y=1−2−3+5=1 x=−1 を代入すると、y=1+2−3−5=−5 点(1,1) と (−1,−5) を通る直線の方程式は、y=3x−2 となる。 実際に、y=x4−2x3−3x2+5x と y=3x−2 の交点を求めてみる。 x4−2x3−3x2+2x+2=0 となる。 (x−1)2(x2−2)=x4−2x3+x2−2x2+4x−2 P(x)=x4−2x3−3x2+2x+2=(x2+Ax+B)(x2+Cx+D)=(x2−1)2としたい。 Q(x)=(x2−2)(x+1)2=x4+2x3+5x2+4x+2=0 x4−2x3−3x2+5x−ax−b=(x2+kx+l)2と置ける。 微分は、2度行わなければいけない。計算量が膨大になるので、接線ではないかもしれない。
よくよく考えると、y=xとx=2 ではないか。 x4−2x3−3x2+5x=x x(x3−2x2−3x+4)=x(x−1)(x−1)(x2+1)=0 2) P(x) = x⁴ + x³ + x - 1
(i) P(i) = i⁴ + i³ + i - 1 = 1 - i + i - 1 = 0
(ii) P(x) = x⁴ + x³ + x - 1 = x³(x+1) + (x-1) = (x-1)(x³ - 1) とならない. P(1) = 2, P(-1) = -