3次方程式 $x^3 - 3x + 4 = 0$ の異なる実数解の個数を求める問題です。

解析学三次方程式実数解微分極値関数のグラフ
2025/4/5

1. 問題の内容

3次方程式 x33x+4=0x^3 - 3x + 4 = 0 の異なる実数解の個数を求める問題です。

2. 解き方の手順

3次関数 f(x)=x33x+4f(x) = x^3 - 3x + 4 を考え、そのグラフを描き、x軸との交点の数を調べることで実数解の個数を求めます。
まず、f(x)f(x) の導関数 f(x)f'(x) を求めます。
f(x)=3x23f'(x) = 3x^2 - 3
f(x)=0f'(x) = 0 となる xx を求めます。
3x23=03x^2 - 3 = 0
3(x21)=03(x^2 - 1) = 0
x2=1x^2 = 1
x=±1x = \pm 1
x=1x = -1x=1x = 1 が極値を取る候補点です。次に、それぞれの点における f(x)f(x) の値を求めます。
f(1)=(1)33(1)+4=1+3+4=6f(-1) = (-1)^3 - 3(-1) + 4 = -1 + 3 + 4 = 6
f(1)=(1)33(1)+4=13+4=2f(1) = (1)^3 - 3(1) + 4 = 1 - 3 + 4 = 2
x<1x < -1 のとき、f(x)>0f'(x) > 0 なので f(x)f(x) は増加。
1<x<1-1 < x < 1 のとき、f(x)<0f'(x) < 0 なので f(x)f(x) は減少。
x>1x > 1 のとき、f(x)>0f'(x) > 0 なので f(x)f(x) は増加。
よって、x=1x = -1 で極大値 66 をとり、x=1x = 1 で極小値 22 をとります。
f(x)f(x) は極大値が 6>06 > 0、極小値が 2>02 > 0 であることから、x軸と1回だけ交わります。したがって、実数解は1つだけです。

3. 最終的な答え

1個

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