与えられたIS-LMモデルにおける均衡GDP($Y$)と均衡利子率($r$)を求める問題です。 モデルは以下の通りです。 * 消費関数: $C(Y) = 20 + 0.6Y$ * 投資関数: $I(r) = 50 - 30r$ * 政府支出: $G = 50$ * 貨幣需要関数: $L(r, Y) = 0.4Y - 20r + 30$ * 貨幣供給量: $M^s = 100$ * 物価水準: $P = 2$

応用数学経済学IS-LMモデル均衡分析連立方程式マクロ経済学
2025/7/29

1. 問題の内容

与えられたIS-LMモデルにおける均衡GDP(YY)と均衡利子率(rr)を求める問題です。
モデルは以下の通りです。
* 消費関数: C(Y)=20+0.6YC(Y) = 20 + 0.6Y
* 投資関数: I(r)=5030rI(r) = 50 - 30r
* 政府支出: G=50G = 50
* 貨幣需要関数: L(r,Y)=0.4Y20r+30L(r, Y) = 0.4Y - 20r + 30
* 貨幣供給量: Ms=100M^s = 100
* 物価水準: P=2P = 2

2. 解き方の手順

まず、IS曲線とLM曲線を導出します。
* IS曲線:
総供給YYと総需要の均衡条件は、
Y=C(Y)+I(r)+GY = C(Y) + I(r) + G
与えられた関数を代入すると、
Y=20+0.6Y+5030r+50Y = 20 + 0.6Y + 50 - 30r + 50
整理すると、
0.4Y=12030r0.4Y = 120 - 30r
Y=30075rY = 300 - 75r これがIS曲線です。
* LM曲線:
貨幣市場の均衡条件は、
Ms/P=L(r,Y)M^s / P = L(r, Y)
与えられた関数を代入すると、
100/2=0.4Y20r+30100 / 2 = 0.4Y - 20r + 30
50=0.4Y20r+3050 = 0.4Y - 20r + 30
整理すると、
0.4Y=20r+200.4Y = 20r + 20
Y=50r+50Y = 50r + 50 これがLM曲線です。
次に、IS曲線とLM曲線の連立方程式を解いて、均衡GDP(YY)と均衡利子率(rr)を求めます。
Y=30075rY = 300 - 75r
Y=50r+50Y = 50r + 50
したがって、
30075r=50r+50300 - 75r = 50r + 50
250=125r250 = 125r
r=2r = 2
r=2r = 2をLM曲線に代入すると、
Y=502+50Y = 50 * 2 + 50
Y=100+50Y = 100 + 50
Y=150Y = 150

3. 最終的な答え

均衡GDP(YY)は150、均衡利子率(rr)は2です。
Y=150Y = 150
r=2r = 2

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