与えられた数 (1) 96 と (2) 360 それぞれの正の約数の個数を求める問題です。

数論約数素因数分解整数の性質
2025/4/5

1. 問題の内容

与えられた数 (1) 96 と (2) 360 それぞれの正の約数の個数を求める問題です。

2. 解き方の手順

ある数 nn の正の約数の個数を求めるには、まず nn を素因数分解します。
n=p1e1p2e2pkekn = p_1^{e_1} p_2^{e_2} \dots p_k^{e_k} (ここで pip_i は素数、eie_i は正の整数)と表されたとき、
nn の正の約数の個数は (e1+1)(e2+1)(ek+1)(e_1+1)(e_2+1) \dots (e_k+1) で計算できます。
(1) 96 の場合:
96を素因数分解します。
96=25×3196 = 2^5 \times 3^1
よって、96 の正の約数の個数は (5+1)(1+1)=6×2=12(5+1)(1+1) = 6 \times 2 = 12 個です。
(2) 360 の場合:
360を素因数分解します。
360=23×32×51360 = 2^3 \times 3^2 \times 5^1
よって、360 の正の約数の個数は (3+1)(2+1)(1+1)=4×3×2=24(3+1)(2+1)(1+1) = 4 \times 3 \times 2 = 24 個です。

3. 最終的な答え

(1) 96 の正の約数の個数は 12 個
(2) 360 の正の約数の個数は 24 個

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