変量 $x$ のデータの平均値が3、分散が9であるとき、$y = -2x + 1$ によって得られる新しい変量 $y$ の平均 $\bar{y}$ と標準偏差 $s_y$ を求めます。

確率論・統計学統計平均分散標準偏差データの変換
2025/4/5

1. 問題の内容

変量 xx のデータの平均値が3、分散が9であるとき、y=2x+1y = -2x + 1 によって得られる新しい変量 yy の平均 yˉ\bar{y} と標準偏差 sys_y を求めます。

2. 解き方の手順

(1) yy の平均 yˉ\bar{y} を計算します。
y=2x+1y = -2x + 1 であるため、yˉ=2xˉ+1\bar{y} = -2\bar{x} + 1 となります。xˉ=3\bar{x} = 3 を代入すると、
yˉ=2(3)+1=6+1=5\bar{y} = -2(3) + 1 = -6 + 1 = -5
よって、yˉ=5\bar{y} = -5です。
(2) yy の分散 sy2s_y^2 を計算します。
sy2=(2)2sx2=4sx2s_y^2 = (-2)^2 s_x^2 = 4 s_x^2 となります。ここで、sx2=9s_x^2 = 9 であるため、
sy2=4(9)=36s_y^2 = 4(9) = 36
(3) yy の標準偏差 sys_y を計算します。
sy=sy2=36=6s_y = \sqrt{s_y^2} = \sqrt{36} = 6
よって、sy=6s_y = 6です。

3. 最終的な答え

yˉ=5\bar{y} = -5
sy=6s_y = 6

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