与えられた2つの構造について、以下の項目を求める問題です。 * 不静定次数 * 安定構造であるか、不安定構造であるか * 安定構造の場合、静定構造であるか不静定構造であるか * 不安定構造の場合、倒壊のイメージ
2025/7/30
1. 問題の内容
与えられた2つの構造について、以下の項目を求める問題です。
* 不静定次数
* 安定構造であるか、不安定構造であるか
* 安定構造の場合、静定構造であるか不静定構造であるか
* 不安定構造の場合、倒壊のイメージ
2. 解き方の手順
**(1) の構造:**
* **自由度と拘束条件の算出:**
* 節点数:
* 部材数:
* 支点反力数: (ピン支点2つ、ローラー支点1つなので、2 + 1 = 3)
* 全体の自由度:
* 部材による拘束:
* 支点による拘束:
* **不静定次数の算出:**
* 不静定次数
* **安定性の判定:**
* より、静定構造である可能性。ただし、幾何学的に不安定な場合は、不安定構造。
* **幾何学的安定性の検討:**
* 構造を観察すると、四角形ABCDは対角材によって補強されており、長方形CEFDも変形しにくい。
* そのため、全体として幾何学的に安定である。
* **結論:**
* 静定構造である。
**(2) の構造:**
* **自由度と拘束条件の算出:**
* 節点数:
* 部材数:
* 支点反力数: (固定支点なので3)
* 全体の自由度:
* 部材による拘束:
* 支点による拘束:
* **不静定次数の算出:**
* 不静定次数
* **安定性の判定:**
* より、不安定構造である。
* **倒壊のイメージ:**
* 構造が不安定なため、荷重が加わると、右側の部材が回転し、構造が崩壊する。
3. 最終的な答え
**(1) の構造:**
* 不静定次数: 0
* 安定性: 安定構造
* 静定/不静定: 静定構造
**(2) の構造:**
* 不静定次数: -1
* 安定性: 不安定構造
* 倒壊イメージ: 右側の部材が回転し、構造全体が崩壊。