与えられた2つの構造について、以下の項目を求める問題です。 * 不静定次数 * 安定構造であるか、不安定構造であるか * 安定構造の場合、静定構造であるか不静定構造であるか * 不安定構造の場合、倒壊のイメージ

応用数学構造力学不静定次数安定性静定構造不安定構造
2025/7/30

1. 問題の内容

与えられた2つの構造について、以下の項目を求める問題です。
* 不静定次数
* 安定構造であるか、不安定構造であるか
* 安定構造の場合、静定構造であるか不静定構造であるか
* 不安定構造の場合、倒壊のイメージ

2. 解き方の手順

**(1) の構造:**
* **自由度と拘束条件の算出:**
* 節点数: n=6n = 6
* 部材数: m=9m = 9
* 支点反力数: r=3r = 3 (ピン支点2つ、ローラー支点1つなので、2 + 1 = 3)
* 全体の自由度: 2n=2×6=122n = 2 \times 6 = 12
* 部材による拘束: m=9m = 9
* 支点による拘束: r=3r = 3
* **不静定次数の算出:**
* 不静定次数 i=m+r2n=9+312=0i = m + r - 2n = 9 + 3 - 12 = 0
* **安定性の判定:**
* i=0i = 0 より、静定構造である可能性。ただし、幾何学的に不安定な場合は、不安定構造。
* **幾何学的安定性の検討:**
* 構造を観察すると、四角形ABCDは対角材によって補強されており、長方形CEFDも変形しにくい。
* そのため、全体として幾何学的に安定である。
* **結論:**
* 静定構造である。
**(2) の構造:**
* **自由度と拘束条件の算出:**
* 節点数: n=3n = 3
* 部材数: m=2m = 2
* 支点反力数: r=3r = 3 (固定支点なので3)
* 全体の自由度: 2n=2×3=62n = 2 \times 3 = 6
* 部材による拘束: m=2m = 2
* 支点による拘束: r=3r = 3
* **不静定次数の算出:**
* 不静定次数 i=m+r2n=2+36=1i = m + r - 2n = 2 + 3 - 6 = -1
* **安定性の判定:**
* i<0i < 0 より、不安定構造である。
* **倒壊のイメージ:**
* 構造が不安定なため、荷重が加わると、右側の部材が回転し、構造が崩壊する。

3. 最終的な答え

**(1) の構造:**
* 不静定次数: 0
* 安定性: 安定構造
* 静定/不静定: 静定構造
**(2) の構造:**
* 不静定次数: -1
* 安定性: 不安定構造
* 倒壊イメージ: 右側の部材が回転し、構造全体が崩壊。

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