(1) 行列 A=0−200−31113 について考えます。 行列式を計算します。
det(A)=0⋅−3113−0⋅−2013+1⋅−20−31=1⋅((−2)(1)−(−3)(0))=−2 行列式が0でないので、行列Aは正則です。
逆行列を求めるために、余因子行列を計算します。
C11=(−3)(3)−(1)(1)=−10 C12=−((−2)(3)−(1)(0))=6 C13=(−2)(1)−(−3)(0)=−2 C21=−(0(3)−1(1))=1 C22=(0)(3)−(1)(0)=0 C23=−(0(1)−0(0))=0 C31=(0)(1)−(1)(−3)=3 C32=−(0(1)−(1)(−2))=−2 C33=(0)(−3)−(0)(−2)=0 余因子行列は C=−101360−2−200 です。 転置行列は CT=−106−21003−20 です。 逆行列は A−1=det(A)1CT=−21−106−21003−20=5−31−1/200−3/210 (2) 行列 B=31−412013011−2132−1 について考えます。 行列式を計算します。
det(B)=301311−232−1−21−4111−232−1+01−4101332−1−11−4101311−2 =3(0(1(−1)−2(−2))−1(1(−1)−2(3))+3(1(−2)−1(3)))−2(1(1(−1)−2(−2))−1(−4(−1)−2(1))+3(−4(−2)−1(1)))−1(1(1(−2)−1(3))−0(−4(−2)−1(1))+1(−4(3)−1(1))) =3(0(3)−1(−7)+3(−5))−2(1(3)−1(2)+3(7))−1(1(−5)−0(7)+1(−13)) =3(7−15)−2(3−2+21)−1(−5−13) =3(−8)−2(22)−(−18) =−24−44+18=−50 行列式が0でないので、行列Bは正則です。
逆行列を求めるのは計算が大変なので、ここでは省略します。必要であれば、掃き出し法などを用いて計算できます。