双曲線 $y = \frac{ax+b}{cx+d}$ のグラフが、2直線 $x=2$ と $y=-1$ を漸近線とし、点 $(3, 2)$ を通る時、$y$ を $x$ で表す式を求める。

代数学双曲線漸近線分数関数
2025/7/31

1. 問題の内容

双曲線 y=ax+bcx+dy = \frac{ax+b}{cx+d} のグラフが、2直線 x=2x=2y=1y=-1 を漸近線とし、点 (3,2)(3, 2) を通る時、yyxx で表す式を求める。

2. 解き方の手順

まず、漸近線の情報から、関数を以下のように変形できる。
y=a(x2)+kc(x2)1 y = \frac{a(x-2) + k}{c(x-2)} - 1
ここで、a,c,ka, c, k は定数である。さらに整理すると、
y=ax2a+kcx2c1=ax2a+kcx+2ccx2c=(ac)x+(2c2a+k)cx2c y = \frac{ax-2a+k}{cx-2c} - 1 = \frac{ax-2a+k-cx+2c}{cx-2c} = \frac{(a-c)x+(2c-2a+k)}{cx-2c}
漸近線が y=1y = -1 であることから、 y=acy = \frac{a}{c} が成り立つ。しかし、これは漸近線が y=1y=-1 であることと矛盾しないため、以下のように変形する。
与えられた関数 y=ax+bcx+dy = \frac{ax+b}{cx+d} を変形すると、
y=ac+badccx+d=ac+bcadc(cx+d) y = \frac{a}{c} + \frac{b - \frac{ad}{c}}{cx+d} = \frac{a}{c} + \frac{bc - ad}{c(cx+d)}
x=2x=2 が漸近線であることから、cx+d=0cx+d=0 となる xx22 なので、2c+d=02c+d=0。つまり、d=2cd=-2c である。
y=1y=-1 が漸近線であることから、ac=1\frac{a}{c} = -1。つまり、a=ca = -c である。
したがって、y=cx+bcx2cy = \frac{-cx+b}{cx-2c} となる。
この関数が点 (3,2)(3, 2) を通ることから、x=3,y=2x=3, y=2 を代入すると、
2=3c+b3c2c=3c+bc 2 = \frac{-3c+b}{3c-2c} = \frac{-3c+b}{c}
これにより、2c=3c+b2c = -3c+b となり、b=5cb=5c を得る。
よって、y=cx+5ccx2c=x+5x2y = \frac{-cx+5c}{cx-2c} = \frac{-x+5}{x-2} となる。

3. 最終的な答え

y=x+5x2y = \frac{-x+5}{x-2}

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