問題は、直線の方程式と一次関数の様々な条件に関する問題です。具体的には、直線の方程式を求めたり、平行移動や対称移動した直線の方程式を求めたり、一次関数のグラフに関する条件から式を求めたり、変域に関する条件から係数を求めたりします。

代数学一次関数直線の式平行移動対称移動傾きy切片変域
2025/7/30

1. 問題の内容

問題は、直線の方程式と一次関数の様々な条件に関する問題です。具体的には、直線の方程式を求めたり、平行移動や対称移動した直線の方程式を求めたり、一次関数のグラフに関する条件から式を求めたり、変域に関する条件から係数を求めたりします。

2. 解き方の手順

6. (1) 直線 $l$ の式を求めます。

直線 ll は、点A(3,0)と点B(0,2)を通るので、傾きは 2003=23\frac{2-0}{0-3} = -\frac{2}{3} です。
y切片は2なので、直線 ll の式は y=23x+2y = -\frac{2}{3}x + 2 です。

6. (2) 直線 $l$ とy軸について対称な直線の式を求めます。

y=23x+2y = -\frac{2}{3}x + 2 をy軸について対称移動すると、xxx-x に置き換えます。
よって、y=23(x)+2=23x+2y = -\frac{2}{3}(-x) + 2 = \frac{2}{3}x + 2 です。

6. (3) 直線 $l$ とx軸について対称な直線の式を求めます。

y=23x+2y = -\frac{2}{3}x + 2 をx軸について対称移動すると、yyy-y に置き換えます。
よって、y=23x+2-y = -\frac{2}{3}x + 2 となり、y=23x2y = \frac{2}{3}x - 2 です。

6. (4) 直線 $l$ と平行で、点(6, -4)を通る直線の式を求めます。

直線 ll と平行なので、傾きは 23-\frac{2}{3} です。
求める直線の式を y=23x+by = -\frac{2}{3}x + b とおき、点(6, -4)を通るので、
4=23(6)+b-4 = -\frac{2}{3}(6) + b
4=4+b-4 = -4 + b
b=0b = 0
よって、y=23xy = -\frac{2}{3}x です。

6. (5) 直線 $l$ をy軸の負の方向に2だけ平行移動した直線の式を求めます。

y=23x+2y = -\frac{2}{3}x + 2 をy軸の負の方向に2だけ平行移動すると、定数項から2を引きます。
よって、y=23x+22=23xy = -\frac{2}{3}x + 2 - 2 = -\frac{2}{3}x です。

6. (6) 点P($\frac{3}{2}$, $a$)が直線上 $l$ にあるとき、$a$ の値を求めます。

直線 ll の式は y=23x+2y = -\frac{2}{3}x + 2 なので、x=32x = \frac{3}{2} を代入すると、
a=23(32)+2=1+2=1a = -\frac{2}{3}(\frac{3}{2}) + 2 = -1 + 2 = 1 です。

7. (1) グラフが $y = \frac{1}{3}x$ のグラフと平行で、直線 $y = x - 5$ とy軸上で交わる1次関数の式を求めます。

y=x5y=x-5 とy軸上で交わるということは、yy切片が5-5なので、y=13x5y = \frac{1}{3}x - 5 です。

8. (2) グラフが $y = -2x - 3$ と平行で、点(4, 4)を通る1次関数の式を求めます。

傾きは 2-2 なので、y=2x+by = -2x + b とおきます。
点(4, 4)を通るので、4=2(4)+b4 = -2(4) + b
4=8+b4 = -8 + b
b=12b = 12
よって、y=2x+12y = -2x + 12 です。

9. (3) xの増加量が4のときのyの増加量が-3で、$x = 8$のとき$y = 3$になる1次関数の式を求めます。

傾きは 34\frac{-3}{4} なので、y=34x+by = -\frac{3}{4}x + b とおきます。
点(8, 3)を通るので、3=34(8)+b3 = -\frac{3}{4}(8) + b
3=6+b3 = -6 + b
b=9b = 9
よって、y=34x+9y = -\frac{3}{4}x + 9 です。
1

0. (4) 1次関数 $y = ax + 12$ で、$x = 5$のとき$y = 2$である。$a$の値を求めなさい。

2=a(5)+122 = a(5) + 12
2=5a+122 = 5a + 12
10=5a-10 = 5a
a=2a = -2
1

1. (5) 1次関数 $y = x + a$ で、$x$の変域が $-2 \leq x \leq 6$のとき、$y$の変域は $b \leq y \leq -1$である。$a$, $b$ の値を求めなさい。

x=6x = 6 のとき、y=1y=-1 なので、1=6+a-1=6+a より a=7a=-7
y=x7y = x-7 であり、x=2x = -2 のとき、y=27=9y = -2-7 = -9。したがって、b=9b = -9
1

2. (6) 1次関数 $y = ax + b$ で、$a<0$であり、$x$の変域が $-5 \leq x \leq 0$のとき、$y$の変域は $-1 \leq y \leq 9$である。$a$, $b$ の値を求めなさい。

a<0a<0なので、x=0x=0のとき、yyは最大値9をとり、x=5x=-5のとき、yyは最小値1-1をとる。
よって、9=a0+b9 = a \cdot 0 + b より b=9b=9
1=a(5)+9-1 = a \cdot (-5) + 9
1=5a+9-1 = -5a + 9
10=5a-10 = -5a
a=2a=2
しかしa<0a<0という条件に矛盾するので、問題の設定が間違っているか、問題文を読み間違えている可能性があります。ここでは a=2a=-2 と仮定すると、y=2x+9y=-2x+9
この場合、
x=0x=0 のとき y=9y=9
x=5x=-5のとき y=2(5)+9=19y=-2(-5)+9 = 19
したがって、この条件では yy の変域は 1y9-1 \leq y \leq 9 にはなりえない。

3. 最終的な答え

6. (1) $y = -\frac{2}{3}x + 2$

(2) y=23x+2y = \frac{2}{3}x + 2
(3) y=23x2y = \frac{2}{3}x - 2
(4) y=23xy = -\frac{2}{3}x
(5) y=23xy = -\frac{2}{3}x
(6) a=1a = 1

7. (1) $y = \frac{1}{3}x - 5$

(2) y=2x+12y = -2x + 12
(3) y=34x+9y = -\frac{3}{4}x + 9
(4) a=2a = -2
(5) a=7a = -7, b=9b = -9
(6) 問題文に矛盾がある可能性があります。仮にa=2a=-2とするとy=2x+9y=-2x+9だが、この場合、xxの変域が 5x0-5 \leq x \leq 0のとき、yyの変域は 1y9-1 \leq y \leq 9 とはならない。

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