与えられた数列の極限 $\lim_{n \to \infty} \frac{\sqrt{5n^2 + 4n + 3}}{n}$ を求める問題です。

解析学極限数列ルート
2025/7/30

1. 問題の内容

与えられた数列の極限 limn5n2+4n+3n\lim_{n \to \infty} \frac{\sqrt{5n^2 + 4n + 3}}{n} を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、分子の根号の中の n2n^2 でくくり出すことを考えます。
5n2+4n+3=n2(5+4n+3n2)\sqrt{5n^2 + 4n + 3} = \sqrt{n^2(5 + \frac{4}{n} + \frac{3}{n^2})}
n>0n > 0 であるから n2=n\sqrt{n^2} = n となるため、
n2(5+4n+3n2)=n5+4n+3n2\sqrt{n^2(5 + \frac{4}{n} + \frac{3}{n^2})} = n\sqrt{5 + \frac{4}{n} + \frac{3}{n^2}}
したがって、
5n2+4n+3n=n5+4n+3n2n=5+4n+3n2\frac{\sqrt{5n^2 + 4n + 3}}{n} = \frac{n\sqrt{5 + \frac{4}{n} + \frac{3}{n^2}}}{n} = \sqrt{5 + \frac{4}{n} + \frac{3}{n^2}}
nn \to \infty のとき、4n0\frac{4}{n} \to 03n20\frac{3}{n^2} \to 0 であるから、
limn5+4n+3n2=5+0+0=5\lim_{n \to \infty} \sqrt{5 + \frac{4}{n} + \frac{3}{n^2}} = \sqrt{5 + 0 + 0} = \sqrt{5}

3. 最終的な答え

5\sqrt{5}

「解析学」の関連問題

与えられた関数のマクローリン展開を4次の項まで求める。 (1) $cos(3x)$ (2) $\frac{1}{2+x}$

マクローリン展開テイラー展開三角関数有理関数
2025/7/31

次の広義積分を求めよ。 $\int_{0}^{\infty} \frac{x}{(x^2+1)^\alpha} dx$

積分広義積分置換積分極限収束発散
2025/7/31

関数 $f(x) = \cos(3x)$ のマクローリン展開を4次の項まで求める。

マクローリン展開三角関数微分テイラー展開
2025/7/31

曲線 $y = (\sin x)^{3/2}$ の $0 \le x \le \frac{\pi}{2}$ の部分を $x$ 軸のまわりに回転してできる回転体の体積 $V$ を求めます。

積分回転体の体積三角関数置換積分
2025/7/31

与えられた整級数 $\sum_{n=0}^{\infty} \frac{(2n)^n}{n!} x^n$ の収束半径を求めよ。

級数収束半径比判定法極限
2025/7/31

次の不定積分を計算します。 $\int \frac{1}{(x+2)(x^3+8)} dx$

積分不定積分部分分数分解
2025/7/31

与えられた積分 $\int (x^2 + x + 1) \log x \, dx$ を計算します。

積分部分積分対数関数
2025/7/31

定積分 $\int_{1/2}^{1/\sqrt{2}} \frac{1}{\sqrt{1-x^2}} dx$ を計算します。

定積分積分計算逆三角関数
2025/7/31

ライプニッツの公式を用いて、以下の高次導関数を求める問題です。 (1) $((x^2 + 3x - 1)e^x)''$ (2) $((x^2 + 3x - 1)e^x)^{(3)}$ (3) $((x...

高次導関数ライプニッツの公式微分
2025/7/31

次の3つの積分を計算します。 (1) $\int_{1/2}^{1/\sqrt{2}} \frac{1}{\sqrt{1-x^2}} dx$ (2) $\int (x^2+x+1) \log x dx...

積分定積分部分積分部分分数分解
2025/7/31