台形 OACB があり、OA = 4, OB = 3, BC = 2, cos∠AOB = 1/4, OA // BC である。 $\vec{a} = \overrightarrow{OA}$, $\vec{b} = \overrightarrow{OB}$ とする。 (1) 内積 $\vec{a} \cdot \vec{b}$ の値を求めよ。また、$\overrightarrow{OC}$ を $\vec{a}, \vec{b}$ を用いて表せ。 (2) 辺 AC 上に点 D を $\overrightarrow{AD} = k \overrightarrow{AC}$ (0 ≤ k ≤ 1) となるようにとる。$\overrightarrow{OD} \perp \overrightarrow{AC}$ となるとき、k の値を求めよ。 (3) (2)のとき、O を中心とし D を通る円と半直線 OA, OB との交点をそれぞれ P, Q とし、直線 PQ と直線 OD の交点を E とする。このとき、$\overrightarrow{OE}$ を $\vec{a}, \vec{b}$ を用いて表せ。
2025/7/30
1. 問題の内容
台形 OACB があり、OA = 4, OB = 3, BC = 2, cos∠AOB = 1/4, OA // BC である。
, とする。
(1) 内積 の値を求めよ。また、 を を用いて表せ。
(2) 辺 AC 上に点 D を (0 ≤ k ≤ 1) となるようにとる。 となるとき、k の値を求めよ。
(3) (2)のとき、O を中心とし D を通る円と半直線 OA, OB との交点をそれぞれ P, Q とし、直線 PQ と直線 OD の交点を E とする。このとき、 を を用いて表せ。
2. 解き方の手順
(1)
内積 は、
について。
であり、 より (tは実数) とおける。
より、
よって、
(2)
より
(3)
点DはOを中心とする円上にあるので、 は円の半径である。
点Pは半直線OA上にあるので、 (sは実数)とおける。
点Qは半直線OB上にあるので、 (tは実数)とおける。
また点P、QはOを中心とするDを通る円上にあるので が成り立つ。
より、
直線 PQ の方程式は (uは実数)と表せる。
また、直線 OD 上の点でもあるので、 (vは実数)と表せる。
よって、 かつ
よって、
3. 最終的な答え
(1) ,
(2)
(3)