関数 $f(x) = x^2 - 2ax + 2a + 1$ ($x \geq 1$) の最小値を $g(a)$ とするとき、以下の問題を解く。 (1) $g(a)$ を $a$ で表す。 (2) $g(a)$ の最大値を求める。

代数学二次関数最大値最小値場合分け平方完成
2025/7/31

1. 問題の内容

関数 f(x)=x22ax+2a+1f(x) = x^2 - 2ax + 2a + 1 (x1x \geq 1) の最小値を g(a)g(a) とするとき、以下の問題を解く。
(1) g(a)g(a)aa で表す。
(2) g(a)g(a) の最大値を求める。

2. 解き方の手順

(1) g(a)g(a) を求める。
まず、f(x)f(x) を平方完成する。
f(x)=x22ax+2a+1=(xa)2a2+2a+1f(x) = x^2 - 2ax + 2a + 1 = (x - a)^2 - a^2 + 2a + 1
軸は x=ax = a である。定義域は x1x \geq 1 である。
(i) a<1a < 1 のとき、最小値は x=1x = 1 でとる。
g(a)=f(1)=122a(1)+2a+1=12a+2a+1=2g(a) = f(1) = 1^2 - 2a(1) + 2a + 1 = 1 - 2a + 2a + 1 = 2
(ii) a1a \geq 1 のとき、最小値は x=ax = a でとる。
g(a)=f(a)=(aa)2a2+2a+1=a2+2a+1g(a) = f(a) = (a - a)^2 - a^2 + 2a + 1 = -a^2 + 2a + 1
したがって、g(a)g(a) は次のように表される。
g(a)={2(a<1)a2+2a+1(a1)g(a) = \begin{cases} 2 & (a < 1) \\ -a^2 + 2a + 1 & (a \geq 1) \end{cases}
(2) g(a)g(a) の最大値を求める。
(i) a<1a < 1 のとき、g(a)=2g(a) = 2
(ii) a1a \geq 1 のとき、g(a)=a2+2a+1=(a22a)+1=(a1)2+1+1=(a1)2+2g(a) = -a^2 + 2a + 1 = -(a^2 - 2a) + 1 = -(a - 1)^2 + 1 + 1 = -(a - 1)^2 + 2
a1a \geq 1 において、g(a)g(a)a=1a = 1 のとき最大値2をとる。
したがって、g(a)g(a) の最大値は2である。

3. 最終的な答え

(1)
g(a)={2(a<1)a2+2a+1(a1)g(a) = \begin{cases} 2 & (a < 1) \\ -a^2 + 2a + 1 & (a \geq 1) \end{cases}
(2)
g(a)g(a) の最大値は 2

「代数学」の関連問題

ある中学校の吹奏楽部に1年生から3年生まで合わせて43人の生徒が所属しています。1年生は3年生の1.5倍の人数で、2年生は1年生より少なく3年生より多いです。このとき、2年生の人数を求める問題です。

連立方程式不等式文章問題数論
2025/8/1

X, Y, Zの3人が合計15冊の本を借りた。Xが借りた本の冊数はYの2倍以上であり、Zが借りた本の冊数はXの2倍以上かつYの5倍以下である。このとき、Zが借りた本の冊数を求める。

不等式連立方程式整数解
2025/8/1

ある展示会に3日間で合わせて33000人が来場しました。2日目の来場者は1日目より5000人少なく、3日目は2日目より2000人少なかったとします。このとき、1日目の来場者数を求める問題です。

一次方程式文章問題数量関係
2025/8/1

AとBの2人がじゃんけんをします。勝つと3点、負けると-2点です。Aが勝った回数はBが勝った回数より3回多く、Aの得点は14点でした。AとBがそれぞれ勝った回数を求めます。

連立方程式文章問題
2025/8/1

2次方程式 $ax^2 + (a-2)x - 5a - 1 = 0$ の一つの解が3であるとき、$a$ の値と他の解を求めます。

二次方程式解の公式因数分解方程式
2025/8/1

問題は、$(x-2)^3$ を展開することです。

展開二項定理多項式
2025/8/1

与えられた置換の符号を求めます。 (1) 置換 $\sigma_1 = \begin{pmatrix} 1 & 2 & 3 & 4 & 5 & 6 & 7 & 8 & 9 \\ 6 & 8 & 7 &...

置換符号互換転倒数
2025/8/1

あるクラスの生徒20人が5点満点の小テストを受けました。生徒の点数と人数が表で与えられており、3点の生徒数が $x$ 人、5点の生徒数が $y$ 人です。全体の平均点が3.5点のとき、$x$ と $y...

連立方程式平均方程式算数
2025/8/1

問題は、$(x - 2y)^3$ を展開することです。

展開二項定理多項式代数
2025/8/1

1m あたりの重さが 25g の針金が 1000g あります。この針金を $x$ m 使ったとき、残りの針金の重さを $y$ g として、$y$ を $x$ の式で表す問題です。

一次関数文章問題比例式変形
2025/8/1