兄弟2人で3000円の品物を買う。兄は所持金の $\frac{1}{2}$ を出し、弟は所持金の $\frac{2}{5}$ を出した。残りの所持金を比べたら、兄の方が300円多かった。2人の初めの所持金はそれぞれいくらか。

代数学連立方程式文章問題方程式割合
2025/7/31

1. 問題の内容

兄弟2人で3000円の品物を買う。兄は所持金の 12\frac{1}{2} を出し、弟は所持金の 25\frac{2}{5} を出した。残りの所持金を比べたら、兄の方が300円多かった。2人の初めの所持金はそれぞれいくらか。

2. 解き方の手順

兄の初めの所持金を xx 円、弟の初めの所持金を yy 円とする。
まず、品物の代金についての式を立てる。
兄が出した金額は 12x\frac{1}{2}x 円、弟が出した金額は 25y\frac{2}{5}y 円である。
したがって、
12x+25y=3000\frac{1}{2}x + \frac{2}{5}y = 3000
次に、残りの所持金についての式を立てる。
兄の残りの所持金は x12x=12xx - \frac{1}{2}x = \frac{1}{2}x 円、弟の残りの所持金は y25y=35yy - \frac{2}{5}y = \frac{3}{5}y 円である。
兄の残りの所持金は弟の残りの所持金より300円多いので、
12x=35y+300\frac{1}{2}x = \frac{3}{5}y + 300
したがって、連立方程式は次のようになる。
{12x+25y=300012x=35y+300\begin{cases} \frac{1}{2}x + \frac{2}{5}y = 3000 \\ \frac{1}{2}x = \frac{3}{5}y + 300 \end{cases}
1つ目の式を5倍、2つ目の式を10倍すると、
{52x+2y=150005x=6y+3000\begin{cases} \frac{5}{2}x + 2y = 15000 \\ 5x = 6y + 3000 \end{cases}
{5x+4y=300005x6y=3000\begin{cases} 5x + 4y = 30000 \\ 5x - 6y = 3000 \end{cases}
上の式から下の式を引くと、
10y=2700010y = 27000
y=2700y = 2700
これを1つ目の式に代入すると、
5x+4(2700)=300005x + 4(2700) = 30000
5x+10800=300005x + 10800 = 30000
5x=192005x = 19200
x=3840x = 3840

3. 最終的な答え

兄の初めの所持金は3840円、弟の初めの所持金は2700円。

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