(i) 頂点を求める。
\begin{align*}
f(x) &= -x^2 + 6ax - 9a + 2 \\
&= -(x^2 - 6ax) - 9a + 2 \\
&= -(x^2 - 6ax + 9a^2 - 9a^2) - 9a + 2 \\
&= -(x - 3a)^2 + 9a^2 - 9a + 2
\end{align*}
よって、頂点の座標は (3a,9a2−9a+2)。 (ii) y=f(x) が x 軸と共有点をもたない条件を求める。 f(x)=0 が実数解を持たない条件を求めればよい。頂点の y 座標が正であればよい。 9a2−9a+2>0 (3a−1)(3a−2)>0 a<31 または a>32 (iii) a>1 のとき、0≤x≤3a−2 における f(x) の最大値が16となる a の値を求める。 放物線は上に凸なので、軸 x=3a が区間 0≤x≤3a−2 に含まれるかどうかで場合分けをする。 (a) 0≤3a≤3a−2 のとき。これは成り立たない。 3a−2≥3a つまり −2≥0 となり、矛盾。 (b) 3a>3a−2 より、3a が区間内にあるとき、頂点で最大値をとる。 つまり、x=3a で最大値をとるとき、 9a2−9a+2=16 9a2−9a−14=0 (3a−7)(3a+2)=0 a=37,−32 a>1 より、a=37 (c) 3a−2<0 のとき、つまり a<32 のとき。このとき、0≤x≤3a−2<0なので、考える必要がない。 (d) 0<3a−2<3a のとき、x=0 で最大値をとるか、x=3a−2 で最大値を取る。x=3a で最大値を取るのは既に調べたので、x=0 または x=3a−2 が区間の端点である場合のみ考える。 f(0)=−9a+2=16 a=−914 f(3a−2)=16 −(3a−2)2+6a(3a−2)−9a+2=16 −(9a2−12a+4)+18a2−12a−9a+2=16 9a2−9a−18=0 a2−a−2=0 (a−2)(a+1)=0 a>1 より、a=2 区間 0≤x≤3a−2 において、a=2 のとき、0≤x≤4 となり、f(x)=−x2+12x−16。このとき、頂点は (6,20) で、軸 x=6 は区間外。f(0)=−16、f(4)=−16+48−16=16 となり、最大値は16となる。 したがって、a=37 または a=2 が候補。