1から$n$までの自然数が書かれた$n$枚のカードから1枚を取り出す。取り出したカードに書かれた数を$X$とするとき、期待値$E(X)$と分散$V(X)$を求める問題です。具体的には、(1) $X=k$となる確率$p_k$を求め、(2) $E(X)$を計算し、(3) $E(X^2)$と$V(X)$を計算します。
2025/7/31
1. 問題の内容
1からまでの自然数が書かれた枚のカードから1枚を取り出す。取り出したカードに書かれた数をとするとき、期待値と分散を求める問題です。具体的には、(1) となる確率を求め、(2) を計算し、(3) とを計算します。
2. 解き方の手順
(1) を満たす自然数 に対して、 となる確率 を求める。
枚のカードから1枚を選ぶので、確率はすべて等しく、はの値によらず一定です。したがって、
(2) を求める。
したがって、。問題文では となっているので、これは誤りです。
修正すると、 なので、分子は 、分母は です。
(3) を求める。
問題文では、となっていますが、これは間違いです。
ただし、問題文の形式に合わせるように無理やり変形すると、
を求める。
問題文では、 となっていますが、これも間違いです。
3. 最終的な答え
(1) 1/n
(2) n+1/2
(3) 5: 1, 6: 2n+1, 7: 12, 9: -1, 10: 1