30人の生徒の通学時間(分)を調べた結果の度数分布表が与えられています。この表を完成させ、通学時間の平均値、中央値、最頻値を求める問題です。

確率論・統計学度数分布平均値中央値最頻値データ解析
2025/8/1
## 問題9

1. **問題の内容**

30人の生徒の通学時間(分)を調べた結果の度数分布表が与えられています。この表を完成させ、通学時間の平均値、中央値、最頻値を求める問題です。

2. **解き方の手順**

* **階級値の計算:** 各階級の中央の値を階級値とします。
0-10分: (0+10)/2=5(0 + 10) / 2 = 5
10-20分: (10+20)/2=15(10 + 20) / 2 = 15
20-30分: (20+30)/2=25(20 + 30) / 2 = 25
30-40分: (30+40)/2=35(30 + 40) / 2 = 35
40-50分: (40+50)/2=45(40 + 50) / 2 = 45
* **各階級の階級値と度数の積(xfxf)の計算:**
0-10分: 5×3=155 \times 3 = 15
10-20分: 15×5=7515 \times 5 = 75
20-30分: 25×7=17525 \times 7 = 175
30-40分: 35×10=35035 \times 10 = 350
40-50分: 45×5=22545 \times 5 = 225
* **xfxf の合計の計算:**
15+75+175+350+225=84015 + 75 + 175 + 350 + 225 = 840
* **平均値の計算:**
平均値 = (xfxf の合計) / (度数の合計)
平均値 = 840/30=28840 / 30 = 28
* **中央値の計算:**
度数の合計は30なので、中央値は15番目と16番目の生徒の通学時間の平均値になります。
度数を小さい方から累積していくと、
0-10分: 3人
10-20分: 3 + 5 = 8人
20-30分: 8 + 7 = 15人
30-40分: 15 + 10 = 25人
したがって、15番目と16番目の生徒は共に20-30分の階級に属します。
中央値は20-30分の階級値なので、25分です。
* **最頻値の計算:**
最も度数の大きい階級は30-40分で、度数は10です。
したがって、最頻値は30-40分の階級値なので、35分です。

3. **最終的な答え**

平均値は、28分。中央値は、25分。最頻値は、35分。

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